2011年12月31日土曜日

常態化の齎す不思議1 『大人の情操教育』

情操教育というと大抵の場合は幼児期における教育を考える方が殆どだと思います。 勿論それは間違いではありませんが実は大人もそれを無意識的にしている場合がある事は余り認知されていません。 幼児期における情操教育は親、乃至は先生が繰り返し子供に言葉や数字を教え思考形態を確立させこういう場合にはこういう回答が導き出される事を体験的に覚えさせます。 多くは道具を使い体現的に覚えさせる事が一般的とされています。 大人の場合はこれを五感で捉えます、しかも本人の意思に関わらず無意識的に。 (この無意識的にという部分が子供の情操教育と似ているのです) 例えばとても温厚な性格の人だった物が転勤先でとても荒々しい場所に移ったとします。本人は全く意識をせずその中で生活をしていたとしても五感で捉える情報は常アップデートされ今の生活に適した接し方を無意識に覚えます。 転勤を無事に終え地元に戻っても一度覚えた生活様式は無意識下にあるため余程意識をしない限りそれが顕在化します。当然周囲は以前の温厚な彼を頭に入れているのでとても違和感を感じます。そして又地元での生活が長くなると接する人や五感が感じる物もアップデートされ元の温厚な彼に戻るのです。 此れを上手く利用すれば車内の問題児も問題児ではなくすることも可能なのです。これが常態化の齎す不思議なのですねw

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