常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年4月19日木曜日
人が何故収集癖を持つのか?それを常態行動心理学的に解析す
亡父はアートコレクターとしても有名で内外の名画や骨董、お面や切手、コインに至るまでその数はかなりの数に登る。
亡父が買い育てた学生時代の同級生の陶芸家は今も萩焼作家として勇名を馳せている。
その亡父の所蔵品を何れ私設美術館を作り其処へ展示し古人の栄光を称えたいというのが我が兄弟の悲願である。その悲願を是非我が手で叶えたいと願っている。
閑話休題
私自身も色々な収集家であるが人が何かを収集するのは主にその収集物が人が持っていない物でありそれを持つ事により自分の価値を高めそれにより生物学的生存欲求を見たさんが為…だけではない。
実は此処にも”常態化”の魔物が潜んでいる。
最初は”収集物による自分自身の価値の増大”が主目的であった筈。
されどその行為を繰り返す事により行為自体が”主目的”となり、それが常態化される為、人は収集癖から中々脱却出来ないのである。
これも人が固い鱗も鋭い爪も持たず知恵のみを武器に生存競争を生き抜いて来たが故である。
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