2012年4月10日火曜日

人間が抱えし根源的諸問題について


人間が生物であり理性と欲望という二律背反を心に同梱せし限り悩ましい問題は尽きる事が無い。

例えば”個性”。

”個性”を重んじる学び舎ですら実際に行っている教育は”没個性的”である。

更に優劣を付けない為、学芸会で全員主役劇とか全員一等賞等という子供騙しの小手先業で婦人団体や父兄の目を誤魔化そうとなさっている。

されどそのような教育を受けし者達が『生き馬の目を射抜く』現代で果たして生き残れるだろうか?

ライオンは我が子を千尋の谷に突き落とし這い上がって来た者だけを育てるという。

薄情者と蔑む無かれ。

自然の中で生きていくというのは綺麗事では済まないのだ。
当然親は子が可愛い。

されど子を守り親が死した後、では今度は誰がその子を守るのだ?
まざまざと野獣の餌にくれてやる位なら我が手で命を閉じた方がなんぼかマシではないか?

そのような見せ掛けの”純粋培養”で育てられた輩は現代に適応できず”社会不適応障害”のレッテルを貼られ病院送りとなる。

目の前の”平和”を選んでしまったが為、その先の”苦難”を選ばざるを得なくなりし子の侘しさを親はもっと痛感すべきである。

子が本当に可愛いなれば自分が居なくなりし後も子が困らぬようしっかりと自立させ社会適合させる事こそが親の勤めである。

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