常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年12月10日月曜日
強い自己否定は強い自己顕示欲の隠れ蓑である。
どんなに家族の事を自分が物心付いて以降嫌っていても人が家族の悪口を言ったり自分が言った家族の悪口に同意をされるとそれを否定したくなる時がある。
例えばそれが恋人関係や友人関係であっても同じ。
これは心理学的に『生存欲求』が働くからである。
例えば家族。
家族の否定はそのままその構成員たる自分の否定に繋がる。
例えば恋人。
恋人の否定はそのままその恋人を選んだ自分の否定につながる。
これが友人であったとしても得られる結果は同じである。
自己否定は容認できても他者否定は容認できないのが人間が人間たる所以。
何故なら自己否定の中にはその奥に強い自己顕示欲が隠れているからである。
本当に自己を否定しているならば人は自らの否定を表には出さない。
何故ならそれを出す必要性が無いからである。
本当に自殺を企てている人が自殺を仄めかす行動をしないのと同じである。
人間はその行動に整合性がある場合それを表に敢えて出そうとはしない。
自己否定を見せる人は実は自己肯定を望んでいる人である。
それは願望が潜在意識的否定である事の裏返しである。
こうなりたいと願う人はその裏でそれが叶わない事を知っている。
もしもそれが叶う物なれば人はそれを願う事はしない。
それを願うという行為自体がそれ自体の否定行為である。
故に強い願望は強い否定と同じなのでその願いは中々叶えられないのである。
閑話休題
故に家族や友人や恋人を悪くいう人の口車に乗せられて下手に同意をするのは気をつけましょう。下手すると同意をした貴方自体を今度は嫌悪する対象とされてしまいます。
そういう時は敢えて否定を示しましょう。
そうする事でその人の否定が肯定に変わり貴方自身の評価も肯定的となるでしょう。
我が実体験より得た学びです(笑)(敢えて誰から学んだかは伏せておきます(爆))
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