常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年10月10日土曜日
集団的自衛権が齎す虐待死の増加に於ける常態行動心理学的解釈について♪
本日のテーマは『集団的自衛権が齎す虐待死の増加に於ける常態行動心理学的解釈』について。
最近新聞各誌やマスコミ報道に於いて親による子供の虐待死報道が以前にも増して加熱報道されるようになっている。
これは一体何を意味しているのだろうか?
動物の世界では例えば象は自らの死期が近づくと誰の目にも止まらぬ場所へ移動してそのまま息を引き取るのだと言う。
極めて象らしい穏やかな身の処し方である。
されど象のように潔い物ばかりではない。
では知能が高くなり人間に近くなるとどうなるか?例えば餌が少なくなり取り合いとなった時、何と身内を殺して餌を確保するという俄に信じ難い結果がでている。
知能指数が高くなれば成る程自己生存欲求は高まり生き残る為に他者を殺傷して自らの生命を維持する傾向が高くなるようである。
昨今の大人による子供の虐待死を見ていると血の繋がりのない第三者か?扶養家族による犯行が増えている。
これは何を意味しているのか?
実はこれは極めて日本的な事例である。
何度も述べているが日本に於ける家制度は制度的影響力は薄れた物の精神的影響力は寧ろ強まっている傾向にあるようである。
例えばご近所の話をする際に個人名ではなく家の名前を出す事の方が多い事に気づかれているであろうか?これは解りやすさを強める為だけではなく日本人が人という単位を家単位で捉えている事に起因している。
例えばこれが家ではなく企業でも同じ。
勤め人の話をする際必ず企業名が先に来る。
故にフリーランスやフリーターと言う立場の人間に於ける日本国ないの社会的認知は家制度が精神的に残っている限りまだまだ低いと言わざるを得ない。
そしてこの精神的家制度は外から中を見る時だけでなく中から中を見る際にも適用される。
つまり血の繋がりの有無である。
例えば内縁関係にあったり例えば養子縁組等外から家へ入ってきた人間は日本国内に於いてはとても精神的に肩身の狭い思いをしながら生きなくてはならない精神構造を遺伝子レベルで組み込まれている。
それは人の単位が日本国内では個人単位ではなく家単位で未だ認識されている事に起因している。
故に内縁関係や養子縁組の場合、外からの視線はとても厳しくそれがその人個人の生物学的危機意識をとても強くする事となる。
そうなると必然的にその人がその家で生き残る為にはその家の構成員をその枠から外して自分がその位置に座らざるを得なくなりその結果家庭内に於いて一番社会的弱者となる子供へその矛先は向かう事となる。
これが所謂昨今急増している虐待死に於ける常態行動心理学的理由である。
ではそれと集団的自衛権がどのように絡んでくるのか?これはもう社会不安の増大による危機意識の増大が及ぼす生物学的生存欲求から来る排除行動に他ならない。
此れから日本の自衛隊が海外派兵可能となり実際に敵地で活動する事となると結果的に世界の中で日本も又、好戦国という印象を印象付ける事となりそうなると生物学的生存欲求から来る排除行動に伴い他国からの軍事干渉が激化する事は想像に難くない。
平たく言えば戦争になる。
そうなれば日本は家単位で結び付きを強くして元々の家の構成員以外は排除される側になる。実質的にそうなるかどうかよりも元々の家の構成員以外はそう言う精神状態に陥りやすくなる。
これが日本古来からの家制度に於ける弊害である。
その結果今以上に内縁関係者や外部参入者による殺傷行動が増える危険性は現状を見る限りは不可避であると言わねばならない。
日本国民を守る為に作られた筈の集団的自衛権が結果的に内部崩壊の原因を作る事となるとは正に本末転倒である。
更には表立っての報道はないが集団的自衛権の話が出始めた頃から頻繁に自衛隊募集広告が増え始めてきている。
これは自衛隊に於ける退職者が増加している事に起因している。少なくとも私が掴んだ情報の範囲内では集団的自衛権の話が出始めた頃から自衛隊に於ける退職者が増えていると聞き及んでいる。
これも極めて解りやすい行動である。
お国の為よりも己の為にいきる。
極めて高い整合性を持つ行動である。
仮に何処かの国が交戦状態となり自衛隊による海外派兵が行われ万が一戦死者が出た場合自衛隊退職者は更に増加する事は明らか。
そうなった場合、仮に日本国内で災害が起きた時の被害者救済の為の人員確保が難しくなる。結果的に災害犠牲者の象かに繋がる恐れは否定ができない。
以上の結果から集団的自衛権の行使は日本国内の身内による虐待死が増加し更に自衛隊退職者が増加し日本国内の災害犠牲者の増加する可能性がとても高くなる事がお解り戴けたかと思われる。
今の日本の国主が行っている蛮行は正に『朝三暮四』であり詭弁である。
私は断固として自衛隊による海外派兵が実際に行われる前に何としてもこの法案は廃案にすべきと考えている。
此れからも私はそれを広く訴えていく所存。
今日も元気に頑張りましょう。
本日は日本語で。
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