常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年10月2日金曜日
信頼している人が裏切るのは何故?
おはようございます。
本日の山口は気温24℃(前日比0℃)
本日の朝食はBritish bread、母手製蟹蒲salad、oasis original blend hot coffee、西条柿以上。
本日も病欠。
しっかり今週は休んで来週に備えます。
本日のテーマは『信頼している人が裏切るのは何故?』について♪
我が幼少期、亡父は学生時代から共に釜の飯を食べる竹馬の友から裏切られ売上金の全てを奪われ材料費その他必要経費全ての負担を亡父が背負わされ其が元で病となり長い闘病生活の後に絶命した。
勿論亡父存命中に裁判を起こすも出廷せずのらりくらりと逃げ回る内に亡父より先に他界し結局は持ち逃げされた金は取り戻せず。
一家離散直前迄追い込まれるも亡父の必死の奮闘により何とかそれは回避するも結局はその時の無理が祟り長期療養を余儀なくさせられた上に苦しみながらこの世を去りました。
我が幼少期は人から裏切られる事に対する屈辱と平気で人を裏切る者への憎悪だけは学ぶ事が出来ました。
それからかなりの年月が経過しました。
今、心理職となりあの時の事を振り返り信用している人から何故裏切られるのか?そのメカニズムを解明するに至りました。
先ず信用という物から見ていきましょう。
人が人を信用する要因は様々である。
相手との交流期間に信用を置く人。
相手のステータスに信用を置く人。
相手の人脈に信用を置く人。
相手の財力に信用を置く人。
相手の魅力に信用を置く人。
未々信用を置く要素は他にもあるだろう。
この信用を仮に信用記号と呼ぶ事とする。
そして重要なのは此処からで有る。
その信用を置かれた人が何故裏切るのか?
それは相手との信用記号の違いが原因。
そして生物学的危機意識が其を助長する。
Aという信頼記号を持つ人がいる。
Bという信頼記号を持つ人がいる。
この間の信用記号に於ける類似性はない。
Aという信頼記号を持つ人がいる。
A'という信頼記号を持つ人がいる。
この間の信頼記号に於ける類似性は高い。
人は高い類似性を持つ信用は裏切り難く
人は低い類似性を持つ信用は裏切り易い
つまり人から裏切られ難くする為には先ず相手の信用記号を知っておかねばならないのである。
ではそれどうすれば解るのか?
それはその人の行動を具に観察する事のみ。
如何に観察し如何に正確な信用記号を見つけ出せるか?が鍵となる。
次に重要となってくるのが生物学的危機意識である。
例えば目の前で大切な人の命が奪われそうになっていて大恩ある人を裏切らなければならない場面を想像してみて下さい。
貴方ならどうしますか?
私なら大恩人を裏切り大切な人の命を守る。
そして後、我が命と引き換えに赦しを乞う。
同時に我を貶めす者もろとも来世へ旅立つ。
人は生物学的危機意識が高まると生存欲求が高まり結果的に人を裏切らざる得なくなる。
其を利用して漁夫の利を得る輩も居ますがその者達も何れ同じ目に遭います。
以上が信用している人が裏切る理由である。
人を信用するなと言うつもりはない。
然れど多面的に分析する必要はあります。
何処信用があり何処が欠落しているか?
其を見極める事が大切です。
今日も元気に頑張りましょう。
私は今日も体を休めます。
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