2011年8月20日土曜日

トラウマの心理学~トラウマの種類とその傾向についての一考察~

子供の頃、人から言われた何気ない一言が大人となり『トラウマ』となってお心を煩うケースは少なくない。
我が元にも年間100件以上の”トラウマ”によりお心を病まれ来訪される方が居られる。子供が子供から言われた一言、子供が大人から言われた一言、そのたった一言で…。

子供が子供へ言う一言と大人が子供へ言う一言ではその意味合いは大きく異なる。

子供はパーソナルスペースが大人より狭いので”異質”と感じる物への攻撃反応は強い。
それは子供が異質な物に対して”恐怖心”を抱く事が原因である。

周りは皆、自分と背格好も顔形も似ている中で少しだけ顔形や背格好が違う子供が居た時、大抵の子供は”化け物”扱いする。

それはそれが”異質な物”として認識する事による、”心の防御反応”が原因である。
それを”同質”とすると今度はその”同質”とした自分が”異質”なる事を恐れるが故である。

大人が子供に発する何気ない一言はそれが”子供だから大丈夫”という甘えからである。
だが子供成ればこそより”発する言葉”には気を配る必要が有る。
経 験も知識も無い子供にとって”大人”はそれ自体が脅威”である、その”脅威”たる大人から言われる何気ない一言は正に子供にとっては”心臓に突き刺さる 刃”の如き致命傷となる場合が有る。”心”はその致命傷を何とかして抑えようと”心”を一時的に閉じて記憶から遠ざけようとする。

さ れど同じ様な場面に出くわした時、”忌まわしき記憶”は呼び覚まされ、麻痺していた”心の痛み”を再度感じるように成ると”子供の時の心の痛み”がプラス される分より”衝撃”は大きくそれが”トラウマ”と言う形を取る訳である。出はそう言う場合いはどうするか?様々な方法が有る。例えば退行催眠で過去の記 憶を辿りそれを消していく方法。去れどこの場合催眠の効き目が個人差があるので私は余りお奨めしない。一番私がお奨めするのが我がオリジナルセラピーの一 つ『イレーズ療法』である。それは”現在”の自分を深く知り現在の自分を輝かせ、現在の自分を好きに成るやり方。過去も未来も”現在”と言う時間軸を基軸 にせぬ限りその存在をする事は不可能である。つまり”現在”を変えれば、過去も未来も又変える事が可能という訳である。人間の記憶領域には限界が有り有る 一定の量を超えた記憶は完全に消える訳では無いが直ぐには思い出せない場所まで移動させる事が可能である。故に私は『イレーズ療法』により”現在の楽しい 記憶”を作る事により、心太方式で”過去の記憶”を記憶領域から追い出し消し去るやり方を採っている。このやり方の一番の難所は”信頼関係”である、こ の”信頼関係”を如何に築くかがいわばこの療法の鍵となる。逆を言えばこの”信頼関係”を築く事に成功すれば後は”楽しい記憶の上書き”で”忌まわしき過 去”は完全に記憶領域から消える。それで過去1000人以上の”忌まわしき過去”を持つ方々の”負の記憶”を消してきた。人間が生きていく上で残しておか ねば成らない”負の記憶”もある、だがそれが有るが故に”生き難い記憶”がある事も又事実。負の記憶が成長の糧となるなら残して置くべきだが成長の妨げと 成るなら消し去るべきである。
私はこれからも『イレーズ療法』で多くの方々の”不要な記憶”は消し去って生きたいと願っている。

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