2011年5月10日火曜日

大型連休の心理学~或いは常態性行動の浦に潜む”五月病”の悪魔の心理学~

5月の大型連休も終り又、喧騒の中へ身を投じて居られる方々も多い事と思います。
この時期になると毎年皆さん”五月病”に悩まされる方々も多い事と思います。
特に今年は既に現段階で”五月病”と診断された方が大変多いと聞いております。
(事実我が元へも結構な数の”五月病同胞”が訪れております)。

さて、何故人は”五月病”になるのでしょう?
実はその裏には”常態性行動”が大きく関与しているのです。

例えば、”三日坊主”とか”三日三晩”とか日本人は兎角”三”という数字を多用します。
例えば”数日”という凡その概念として尤も多い物は”三日前後”であるというデータも出ています。

又、”三年目の浮気””三年目のジンクス”など”三”周期で物事が変わる事からもそれが判ります。
これは”昔からの因習”が原因であり何も”三”でなくても数字は何でもよいのです。

日本人が”4”と”9”と言う数字を忌み嫌う、西洋人が”13”という数字を忌み嫌うのと同じです。
そして兎角日本人は”3”という数字を割りと尊ぶ慣習が有りそれが実は大型連休にも作用します。

人間同じ事が3日以上続くと段々とそれが”常態化”していく傾向が有ります。
つまり休みが3日以上続くと”休み”である事が”常態化”していく訳です。

回りも”休日モード”となり目に映る、耳にする物等五感に訴える物が全て”休む事”に終始します。
当然そうでない方も居られる訳で全ての人が”五月病”に掛からないのもそれが原因の一つ。

特に今年は震災が有り多くの方がお心を病まれそれが元でお心を休めたいと言う欲求も物凄く全国民的に高まっていた所に10連休という大型連休が来た為、通常よりも更に強い”常態性行動”が見られそれが脳に深く刻まれ其処から脱したくないという強い拒否反応から”脳の誤動作”により、”燃え尽き症候群(バーンナウトシンドローム)”に陥る人が多発しています。

これを避ける為には連休中も通常の日常生活と同じ時間同じ行動をなるべく取る事。
同じ時間に起きて同じ時間活動し同じ時間に寝る、それをする事で上記の事は回避が可能に。

一度憑いてしまった”五月病”を治すには”なるべく早い段階で元の生活に戻す事”が大事です。
その事により”脳の誤動作”を改善出来、”五月病”を回復させる事が出来るようになります。

長期休暇と言う奴も結構これで厄介な物なのですよ^^;。

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