2013年7月29日月曜日

周南市の殺傷事件を常態行動心理学的に斬る!

周南市の殺傷事件は我が『場の心理学』においてとても説明しやすい事件であった。

都会から帰郷し極めてムラ社会的な中で孤立し『場の違い』にとても苦悩し自己の崩壊を必死になって守って来た加害者が信じる者の死によりそれを奪われそれによって『場』を失い自己崩壊を起こし生物学的な生存欲求が理性を上回り自分が敵だと認識した者を排除した極めて動物的事件だと思います。

近所トラブルが絶えず、常、攻撃的姿勢を崩さなかったと言います。
それは好戦的な性格というより寧ろ私の目には防戦的な人間のように移ります。

その証拠が犬を飼って居たという所。
これは彼にとって王様である彼を守る兵士の役割を担って居た筈です。
其れこそが彼が好戦的ではなく防戦的な性格であった証です。

”弱い犬程よく吠える”と昔から申します。

本当に強ければ”相手を脅す”行為をする必要がありません。
彼にとって”脅し”は生き抜く為のそして自らの場を維持する手段であった筈です。

されどその”場”を身内の死により失い、行き場を失った感情が爆発、冒頭のような不幸に繋がったとみるべきでしょう。

先日友人とこの事件について議論しました。
我が地元も同じですが区の行事が余りにも多すぎて日常生活に支障が出ています。
されど”ムラ社会”は”伝統”を重んじるので不平不満があってもそれを口には出さない。

口に出さないと表立った問題は発生しませんがその分ストレスはたまります。
それが限界を超えると今回のような事件を引き起こします。

これは決して他山の石でも対岸の火事でもなく目の前にある現実です。
これからこういう事件が更に増えないという保証は有りません。

それを防ぐ為にも同じ地域ではない場所から人間を派遣し行政を行い住民の溜飲を下げる努力はすべきだと思います。

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