2013年7月1日月曜日

日本の再生医療に求める事


山中教授のIPS細胞の発明は日本のみならず世界の再生医療の大きな前進となった。

と同時に今迄蔑ろにされてきた様々な問題をも浮き彫りにさせている。

一番の問題は『国による規制意識の違い』であろう。

成功とリスクは表裏一体である。

一方の存在なく一方は存在し得ない。

勿論リスクを抑える努力は必要である。

されどリスクを恐れそれを行う事に慎重になりすぎたら救える命は救えなくなる。

海外と比べ再生医療について日本は規制が緩いという。

命を軽んじているという意味ではない。

救える命を重んじてるだけである。

規制は何の為に存在しているか?

其れは安全の為。

では安全は何の為に存在しているか?

それは活かす為。

規制がそれを活かす為ではなく奪う為に存在しているのならばそれは既に規制ではない。

リスクを背負っても生きたいとする命を国が自らの責任逃れや保身で規制をかけるならそれは殺人罪に該当する。

生きる権利を剥奪資格を持つ者はこの世には存在しない。

一日も早い実用化へ向けて新たな法整備を政府は急ぐべきである。

それを怠る行為は世界へ日本の恥を発信するのと同じ愚行であると知るべし。

今も再生医療が間に合わず散らしたくもない命がどんどんと散って行っている。

その現実に政府は目を向けるべきである、決して目を背けてはならない。

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