常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年10月10日金曜日
認知に於ける拡幅と深浅に於ける常態行動心理学的解釈について♪
本日のテーマは『認知に於ける拡幅と深浅に於ける常態行動心理学的解釈』について。『我思う故に我有り』これは有名なFranceの大哲学者デカルトの名句ですが、これは認知心理学の分野では『自者認知』と呼ばれ己自身による己に対する認知の事を指します。認知心理学の分野では人が人として存在するのは人が人だとその人を認知して始めて人は人足り得ると言うのが基本概念です。その人の中には当然自分も含まれてますからデカルトの言葉はその内の自者認知に該当します。されどこの自者認知は己という存在に余程の信頼を置いていないと機能しない認知であり幾ら己が己を認知しても第三者が認知されなければ私は私ではあり得ないという矛盾が生じます。多くの場合自者認知は芸能界や政界等特殊な職業環境の中で必要とされる認知欲求です。翻り他者認知は他者から私自身を人だと認知されて私という存在が確立されるという認知ですが問題は認知される幅と深さ、これが実は問題です。例えば社会的立場が自分よりも上に人に認知されると認知欲求はかなり満たされます。これは拡幅です。これを拡幅型認知と呼びます。つまり社会的立場が自分よりも上の人は当然ながらその人を人だと認知している人はとても多くその人が自分を人だと認知してくれたらその人を人だと認知している人の認知もその認知に加えられるからです。翻り愛する人が自分を深く認知してくれる、これは深浅型認知と呼びます。社会的立場が自分よりも上の人から認知される拡幅型認知と違い幅は無いけれど深さはある。人はこの幅の広さ或いは幅の深さにより満足度を得られます。しかし此処で又、新たな問題が発生します。それは期待値です。社会的立場が自分よりも上の人や自分が心から愛している人から与えられる認知には与えられる側の期待値があります。それは自分が嘗て相手に差し上げた認知と同等かそれ以上の認知を求める事を期待値と言います。そして大抵の場合この期待値を上回る認知は頂戴できないので人は不満を抱きます。これが今の社会不安の原因であり犯罪を生む温床となっています。回避策として認知器官を増やす方法があります。他者認知の場合、それを受ける受容体の大きさや受容認知器官数により満足度が変化します。受容体の大きさや受容体の認知器官数が増えればそれだけ期待値を満たす条件が揃います。その期待値を増やす為に必要な事は己の多面性を知る事です。己の多面性を知る事が出来れば相手に示す面が増えます。すると受容面積と受容器官数が増えます。それにより認知欲求を満たす事が出来るようになります。私はこれからもこの己の多面性を多く示す事で社会不安や犯罪の温床をなくす努力をして行く所存。
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