2010年11月14日日曜日

『フェミニスト』と呼ばれて…

今日、愛方と防府へたこ焼きを食べる予定を立てていた(メインは愛方のブーツ探し)。
だが黄砂による交通渋滞で愛方の到着が30分以上遅れ急遽明日へ順延となった。

黄砂の影響は事の外大きくノロノロ運転で全く前が進まなかったとの事。
二名分の切符の払い戻しを済ませ行き付けのレストランで今年初のボジョレーを戴いた。

その時の駅員さんと私の会話
『わりぃ、一寸俺がポカしちゃってさ、此れ払い戻しできる?』
『えぇ、少々お待ち下さい』
それで無事終了。

愛方は自分のせいだと思っているそれを汲んだ上で敢えて愛方のせいではない事をアピールしたのだ。

同様の事は大学時代にも有った。

男女各2名の計4名で食事へ行った時の事。
私の隣に座っていたSちゃんが放屁をしてしまった^^;しかもかなり大きな音を立てて。

私はすかさず『わりぃ、屁こいちゃった。朝食った物が痛んでいてお腹の調子悪くてなぁ、スマンスマン』と。
そのままトイレに行くフリをして退出、慌ててSちゃんも私の後を追いかけた。

Sちゃん『さっきは有難う…』
私『え?何の事?わりぃトイレいかねぇとマジ漏れそうなんだ、早く戻ったほうがいいよ^^v』と。

Sちゃんは10数年経った今もその事を鮮明に覚えていると言う。

この話をすると大抵の方は『流石先生ですねぇ』と絶賛されるがこんな事は諸外国では日常茶飯事の事。
イタリヤやフランスではこんな事は当たり前の常識の範囲内であり決して褒められるべき行為でも何でもない。

日本に於いては『フェミニスト』と言うと格好付けのいけ好かない奴というイメージがどうしても先行してしまう。
例えばドアを開けて外を出る際後ろの人を気遣って戸をあけておく、女性を先に通す、食事が揃う迄食べない等。

だが社交界に於いてはこれらは『常識』の範囲内であり寧ろこれができない者は『無作法者』の汚名を着せられる。
海外の要人と会食をする事が多かった亡父故我々はそういうマナーを徹底的に体に叩き込まれた。

今でも食事のマナーに関しては何処へ行っても褒められる。
恐らく海外でアジア人(あえて日本人とは表記しない)が嫌われる理由の一つが私は此処にあると思う。

国が違えば当然風習も違う、故にマナーに関してもちゃんと気を使わざるを得ない。
だが周りが同族ばかりだとそういう部分は蔑ろにされ余程フォーマルな場所でない限り自由気ままに振舞ってしまう。

日常生活において自由気ままに振舞っている者がいきなりフォーマルな場所へ出て礼儀正しく出来る筈もない。
それはやはり日頃からの習慣が物を言うと私は考える。

『尖閣ビデオ』でジャパンパッシングが止まない中、日本人としてやはり『襟を正す』事は必要ではないかと思う。
そういう姿を諸外国に示す事、それも又日本と言う国をアピールする事であると私は信じて疑わない。

1 件のコメント:

  1. こんにちは(*^-^*)

    今回も興味深い記事、楽しく拝読しました。
    瀬木さんが仮にどなたかから、
    カッコつけのイケスかない人だと誤解されても、
    美しい言動は美しき哉、です♪

    瀬木さんがおっしゃる様に、
    食事を丁寧に頂く、ドアを先に開ける等は、
    社会的意義の中に存在している、
    相手と御自身の関係性への慈しみだと想います。

    特に、御食事の席は生理的な行動なので、
    少なくても基本として、
    相手に不快な想いをさせない様に、
    心配りを出来る方が望ましいですよね。
    欧米人との会食の際に、麺類を音を立てずに食す等々。
    (東洋西洋、御互いに相互想いやり)

    私も人間交流の際には、
    比較的、不思議なことに気付く方なので、
    瀬木さんのおっしゃる点、理解出来ます。

    昨今の目覚ましい脳機能研究科学見地では、
    小脳の働きが大脳の機能能力に重大な影響を持つそうです。

    過日、日経サイエンスの記事を目にしたのですが、
    40Hz以下領域は就寝直前起床直後の脳波だそうです。

    そこでその同じ領域を、
    日常的な生活時間上大半を持つのが、
    5才位までの乳幼児とのことです。
    ヒトのそれぞれの個性や特徴というのは、
    そのヒトが成長してきたその時期の状況や、
    その就寝前後起床前後の生活環境の影響が甚大である、
    という事の様です。

    脳機能観点からも、
    幼児期までの食事作法の社会的マナーが、
    その後社会生活を営んでいく際に、
    とても大切な価値を持つのかもしれません。
    また、問題解決として、
    乳幼児期早期での養育環境上で、
    高度ケア取り組みの価値もより高まるとも想われます♪

    今後共、御教授、楽しみにしています。

    返信削除