2010年11月18日木曜日

色彩影響心理学と色彩印象心理学について

毎度の事ながら中身はゆるゆるです(笑)。
色彩影響心理学とは固有の色が其れを見る者に与える影響について考える心理学。
色彩印象心理学はその逆、自らの色をどうすれば相手にどういう風に自分を印象付けられるかについて考える心理学。

どちらも”色”がテーマであり”色”により受ける印象と”色”により与える印象についての違いのみでございます。
この辺りカラーセラピストやオーラーゾーマの領域ではありますが私の場合其れをもう少し広義に捉えたいと考えます。

先ずは『色彩影響心理学』の方、解り易い例をとって説明するとお医者様の白衣である『白』と牧師、裁判官などの『黒』
これらは全く真逆の色ですがそれらが見る者に与える影響は共通しています。

お医者様の『白』これは衣服を汚れから守る為ではなく自らの『正しさ』を強調するための物。
『白』には『純白』とか『潔白』とかと言う風に『正しい』という言葉が暗喩的にイメージされています。

それ故にお医者様の出す診断は『正しい物である』というイメージを無意識に患者の脳に刷り込む効果が有ります。
勿論こんな事は医学部では誰も教えません、これは連綿と受け継がれた”医の遺伝子”のような物ですから。

翻り牧師・裁判官の『黒』。これらは一見すると『白』の反対なので悪いイメージの方を考えます。
確かに『腹黒い』とか『黒い陰謀』とか黒というイメージは余り良いイメージではありません。

しかし見方を変えると『何者にも染まらない』という強い意志を示す色でもあります。
牧師は神の御言葉のみを信じ、裁判官は真実のみに目を向ける、それ以外の戯言には目を向けない耳を傾けない。
そういう『心の強さ』を現す色でもあります。

翻り『色彩印象心理学』は自分が相手にどういう印象を与えたいかが主眼とされるべき物。
例えば清楚なイメージを演出したいなら白、可愛らしい印象を与えたいならピンクか黄色、凛としたイメージを伝えたいなら黒と言う風に自分が相手に見せたい自分という物を拠り強調する為に選ぶ色の事を指し示します。

只、此処で注意しなくてはいけない事が一つ、それは”相手の好みの色、嫌いな色を知っておく”という事。

先の色彩印象心理学の項とは若干逆の話となりますがあくまでそれは最大公約数的な大枠の話。
それが一個人となった場合先の論では説明できない部分が出てきます。

固有の色に対する異常なまでの感情の高ぶりという物を持つ人が居ます。
例えば幼少の頃火事で両親を亡くした人は燃えるような『赤』をみると当時を思い出し混乱を起こすというような風で。

故にこれから会う人の好みや性格等を事前にリサーチしそれから自らが訴えたい内容に合わせた服や小物やメイクのコーディネートをする事。それが交渉をより有利に運ぶ術となる訳です。

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