常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年9月3日木曜日
常態行動心理学的苦手とする人を遠ざける方法とは?
本日のテーマは『常態行動心理学的嫌いな人間を遠ざける方法』について。
先日教え子と半年ぶりに会食を共にした。
半年ぶりに会う教え子はとても逞しく生長し一回りも二回りも大きくなって見えた。
だが実際に話を聞いてみるとやはり基本的な性格に変化はなく何処と無く安心を覚えた。
その中で教え子が苦手な人間との人間関係に悩んでいる旨の話を聞いた。
何処の世界にも必ず幾人か苦手とする人物は存在する。
その人物が自分よりも下ならば問題は余り無いが上だと少し話は面倒になる。
そんな時の対処法について話は進んだ。
人が人を苦手とする時、必ず理由がある。
その多くは自分とは異なる性質を持っているその異質性が嫌悪感を増大させる事である。
だが相手はその異質性を求め近づいてくる。
ならばどうするか?キャラを変えればよい。
その人の前で同じ性質を模倣する事である。
人の話を聞かない人なら聞かない人に。
やかましい人ならやかましい人に。
大抵人は自分と同性質の人は嫌悪する。
それは目の前に鏡があるのと同じだから。
その事により苦手意識を植え付けさせる。
そして苦手な相手を遠ざけるのである。
と、同時にそれ以外の人の話は真剣に聞く。
特に苦手とする人の上の立場にある人の話は真剣に聞き受け答えをきちんとする。
すると自分自身の印象は悪くはならない。
寧ろ苦手とする人の印象の方が悪くなる。
事は実はそれだけに収まらない。
自分が苦手な人は大抵他でも苦手とする人は必ず存在する。
彼ら彼女らにとっては苦手とする人を遠ざけてくれた人と言う事となり苦手とする人を遠ざけた人の回りにコミュニティができる。
彼ら彼女らにとって苦手とする人を遠ざけた人は防波堤となる。
同時に彼ら彼女らも又、苦手とする人を遠ざけた人にとっての防波堤となる。
つまり二重の防波堤が其処に出来上がる。
すると数量的論理から更に近づけなくなる。
こうやって苦手とする人を近づけなくする。
教え子はこの話をしっかりと胸に刻んだ。
恐らく大学に戻ったら実行に移すだろう。
こうして教え子の心の平和を守るのも又、我々の大事な仕事の一つである。
実は教え子との会食では他にも様々な常態行動心理学的テクニックを伝授した。
その内容については又、折に触れてお話を差し上げたいと思う。
今日も元気に頑張りましょう。
本日は日本語で。
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