常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年8月11日火曜日
マスコミの過剰な食中毒注意喚起は殺人行為である!
本日のテーマは『注意喚起Harassmentに対する常態行動心理学的問題点』について。
今夏の暑さは私の過去の記憶を紐解いても記憶にない程の酷暑であり且つそれが連続的に続くと言う大変生き物には耐え難い気候である。
当然高気温と高湿度と来れば食品の腐敗速度も上がり最近は刺身等生魚や生で食べる食品の売れ行きが落ちているらしい。
更に冷凍食品も電子レンジで暖めねばならず温かい物や熱い物はこの時期特に敬遠され売れ行きが伸び悩んでいると聞く。
翻り氷菓や飲料水を扱う会社の売れ行きは軒並み好調で各社とも少しでも業績を伸ばそうと必死だとか。
されど表もあれば裏もある。
それらの影で泣く業種も少なくない。
特に先に上げた生鮮食料品関連企業は今年は生き残りを賭けて必死だと聞き及ぶ。
その際大きな障壁となるのがネットの誤報。
この時期何処も気を付けているのが食中毒。
ネットでも食中毒に対する注意喚起記事をとても良く目にする。されどその記事の書き方に私は激しい憤りを感じる。
今夏食べてはいけない食品として数品目挙げられている。理由は腐敗速度が早く食中毒を起こしやすいからだと言う。
だがこの記事は大きな誤りがある。
食中毒は罹患しやすい人としにくい人が居る。
つまり同じ食品を食べても食中毒に掛かる人も居れば掛からない人も居る。
それらを十把一絡げにして取り扱う事は暴論にすぎる。
特に食中毒に関しては地域性による罹患率の変動はとても大きい。
その食品を食べなれている人は罹患率が低く食べなれぬ人は罹患率が高い。
又、食べる人本人の体調も大きく関係する。
体調が良ければ罹患せず悪ければ罹患する。
つまり食品の如何に依らず地域性や体調に食中毒の罹患は影響を多く受ける。
それを夏場だからと一刀両断し食中毒の危険性の有る食品全てを注意喚起する行為は威力業務妨害や侮辱罪、偽証罪に問われる危険性がある。
数年前、大手老舗料理屋による食品偽装事件が有った際もそれらの煽りを食らい中小の食品加工業者が倒産し中には一家心中せざるを得なくなった所もある。
彼ら彼女らは食品偽装等せず全うに生きてきただけなのに同業種というだけで白眼視され挙げ句命をマスコミの誤報で奪われた。
これは立派な自殺幇助に当たる重罪である。
『ペンは剣よりも強し』と言う言葉がある。
まさにその通りペンは剣を勝る凶器である。
剣が一度に切る人数は高が知れている。
されどペンにより殺される人はその比ではない。
ペンでも人は殺せる、しかも合法的に。
だからこそペンを持つ者にはその責任がある。
ペンを握る者は常、人の命を握っている命の重さをそのペンに感じなくてはならない。
その命の重さを感じぬ者にペンを握る資格はない。
私はこれからもこの『注意喚起Harassment』に関して執筆を生業とする一部の殺人者に対して断固戦いを挑む物である。
マスコミがペンで人を殺すなら私はそのペンで人を守る。
それが心理職の使命と心得る。
今日も元気に頑張りましょう。
本日は日本での話ゆえ日本語で。
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