常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年8月4日火曜日
日常生活に於ける常態化の影に潜む常態行動心理学的問題点について♪
本日のテーマは『日常生活に於ける常態化の影に潜む常態行動心理学的問題点』について。
いよいよ、第23回世界scout jamboreeも大詰めを迎え後数日を残すのみとなった。
最初の頃こそこれまで見た事もない程の様々な国と地域から来日された外国人集団に圧倒されていた物のその興奮や戸惑いも徐々に薄れ始めてきている。
最初の頃は馴れない環境の中でそれでも普段の生活にはない存在による刺激はとても大きく細胞活性に一役買ってくれていた。
だが此処へ来てそれも慣れてきて常態化してくると今度はその異質性に対する拒絶反応がそろそろ出始めている。
尤も如実に現れているのがコミュニケーションである。
日本人は世界でも稀な勤勉さを持っている。
渡航する際はそれがどういう目的であれその国の言語を覚え風習を覚えて渡航する。
勿論短期間の付け焼き刃で言語や風習が身に付く筈もないがコミュニケーションに於いての問題は軽減される。
日本人にとってこのコミュニケーションというのは諸外国の方々よりも高いウエイトを占めていると言ってよいだろう。
それは日本が島国で単一民族国家である事に起因している。
諸外国のように他言語圏の人と国が隣接している訳ではないので他言語を五感で覚える機会はとても少ない。
又、他国と隣接しており問題があれば他国へ移れると言う立地条件にもない。
つまり上手くコミュニケーションを隣人と取りながら生き永らえるしか古くからの日本人には選択肢が無かった。
それ故に如何に相手とのコミュニケーションを取るかに日本人は終止せざるを得ない。
翻り外国人にはそれは殆ど不要な物。
公用語として認められている英語さえ片言でも話せれば問題ないと思っている。
だが田舎者の英語能力等高が知れている。
最初の頃は物珍しさから来る刺激によってその煩わしさはある程度解消されても時が経ち慣れてくると煩わしさが顕在化してくる。
すると日本人は無意識的に態度に出る。
本人は隠しているつもりでも他所には解る。
それがより外交交渉を難航にする。
場合によっては小競り合いから決裂へと進む場合もある。
会期終了迄後僅か。
今夏の連日猛暑日記録更新の年は特に辛いと思うがそれも後僅かの苦労である。
大会関係者は勿論、様々な分野で携わる全ての方々に今一度寛容さを持って接して欲しいと願う物である。
今日も元気に頑張りましょう。
本日は日本語で。
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