常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年8月15日土曜日
常態行動心理学的のび太の癖に症候群について♪
本日のテーマは『常態行動心理学的のび太の癖に症候群』について。
『のび太の癖に症候群』とは我が造語。
『ドラえもん』の中でのび太が活躍したり良い目を見たりするとジャイアンやスネ夫が『のび太の癖に生意気だ』と言う場面。
実は最近この『のび太の癖に症候群』が最近増えているような気がして鳴らない。
多くの場合、女性に罹患者が多いようです。
学生の頃は目立たなかった女性が社会人となり様々な経験を積む事により本来内在していた美しさの花が開花した事を気にくわないとする同級生が今の貴女は貴女らしくない、本来の貴女はそんな女性ではない筈だ。本来の貴女に戻るべきだ、さもないと友達を失うと脅し、過去の目立たなかった頃に戻そうとする。
これは極めて生物学的な危機意識の成せる業です。
昔は目立たなかったので優位に立っていた人が経年により立場を逆転されその事による生物学的な危機意識を感じ相手を貶める事で失われた優位性を取り戻そうとする。
だがその段階で既に相手は負けています。
一方は経年により花開き、一方は経年により花が枯れている事を自覚し美しく咲き誇る花を枯らしてしまおうとする時点で己の敗けを認めている事と同じだからです。
過去目立たなかった人が急に目立つようになったのはそれ以降の弛まぬ努力の賜物。
過去目立っていた人が急に老け込み誰からも相手されなくなるのは努力を怠った結果。
人を羨み人を攻撃する暇があるならば己の愚行を恥じ、己を磨く事に力を注ぐべきです。
生物が生物である限り昨日と今日そして明日の自分は必ず違います。それが年単位ともなれば別人となる事も可能となります。
『のび太の癖に』と相手を揶揄し悔しがる暇があるならその時間を自己研鑽へ向けるべきです。
そうすれば『のび太の癖に』と相手を揶揄し悔しがる必要もなくなります。
と言っても最初からそれを理解している人が『のび太の癖に』と相手を揶揄される事もないとは思いますが。
『のび太の癖に』と相手を揶揄する前に己自身がスネ夫やジャイアンになっていないかを振り返られる余裕だけは無くさず持っていたい物ですね。
今日も元気に頑張りましょう。
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