常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2015年8月26日水曜日
防災に対する常態行動心理学的解釈
本日のテーマは『防災に対する常態行動心理学的解釈』について。
日本各地に大きな爪痕を残した台風15号により今も公共交通機関の乱れは解消せず、家屋や道路等にも壊滅的な被害を齎した。
今回の台風は暴風台風であり雨による被害よりも風による被害報告を多く受けている。
此れまでの日本の気候風土だと雨台風の方が多い筈だが近年日本も温暖気候ではなく亜熱帯気候化しそれに伴い台風事態の性質も発生件数も異なってきている。
日本周辺だけでなく地球全体の変化として台風発生を捉え防災に努めるべきと考える。
此れまでとは性質、規模共に大きく異なる今回の台風による被害は化なりの件数に及ぶ。
特に断線による停電被害の報告が相次ぎ山口県内でも数時間に及ぶ停電被害の報告を多く受けている。
断線被害の場合、気を付けねばならぬのは停電だけではない。尤も気を付けねばならぬのは漏電の方である。
切れた電線が近くの田んぼに落ちて、偶々近くの田んぼの被害を見に来た男性が黒こげとなって死亡した事故等は過去にも例がある。
又、近くに河川が有る場合、その被害は更に拡大される。
家屋の設置にも注意が必要となる。
低い家屋の浸水被害も今回は多数有る。
又、高地家屋の被害報告もある。
今夏の台風の件数と規模は過去最高である。
だが此れから益々件数と規模は増加していく傾向に有る。
此れまでの防災知識は既に役に立たないと言って良いと考える。
此れまでの防災知識はあくまで温暖気候を想定した対策であり亜熱気候化した日本に於ける防災対策はまだまだ国レベルでは行われていない。
広島の大水害の記憶がまだ生々しく残る中での今回の暴風台風である。
今、日本がせねばならぬ事は海外へ自衛隊を送りその犠牲の元に暴利を貪る事ではない。
気候変化に対応し新たな防災システムの構築こそが急務であると私は考える。
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、讎は敵なり』とは武田信玄公の名句。
国の基本は先ず人ありきである。
人無き国は国足り得ずである。
国を富ます事も大事、外から守る事も大事。
されどその国の民を守る事は更に大事。
今政府がせねばならぬ事は何か?
今一度政府には熟慮黙考願いたい。
今日も元気に頑張りましょう。
本日は日本の話なので日本語で。
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