2010年8月17日火曜日

同胞をあらゆる物から守る、それも又心理職のお仕事です

随分前の話となりますが治療中の同胞の”親御さん”と名乗る方から同胞の治療の進捗具合を聞かれた事が…。
取り敢えずそこでは保留とし同胞に確認を取りました所間違いなく”親御さん”である事が解りました。
ですが既に家を出て数年が経過、しかも今の同胞の精神疾患の元を作りしはその”親御さん”でした。

二度目の電話の際、きっぱりと内容その他はお伝えできません、それはご本人の意思ですとお伝え致しました。
すると相手は”子供は精神を病んでいてマトモな判断が出来る状態に無い”という事と”知る権利”を主張。

しかし私は”お子さんは心神喪失状態に非ず、御自身の判断はとてもしっかりされておられます。又、個人情報保護法に則り本人の許諾なくしてそちらへお子さ んの個人情報をお与えする事は出来ません。未成年者ならば兎も角お子さんは立派な社会人です。それは出来かねます”ときっぱりとお断りを言いました。

どうも親御さんは我が元へお子さんが来られて居る事をご存じなかったらしく人伝に聞いたとか。
恐らく自らの”愚行”が白日の元に晒されはしないか?それを気に病まれての事でしょう。

何度か同じやり取りをしましたが巌とて私が態度を変えない事に遂に相手は諦めそれ以降連絡は無くなりました。
その後同胞は私が身を呈して氏の個人情報を死守した事に深い感謝と信頼を寄せてくれ逆にそれ以降進捗状態も飛躍的に上がり間もなく我が元を意気揚々と去っていかれました。

我が仕事に置いて大事な事は幾つかあります、その中の一つに”個人情報の死守”という物が有ります。
同胞の治療の進捗状態やその内容は例え身内でろうとも本人の許諾無く絶対に開示は出来ません。

又、本人の許諾を”無理矢理”得た場合も同様に情報開示はできません。
お身内でさえそうなのにましてご近所さんや見ず知らずの相手になど絶対に情報開示はありえない事。

つい先だっても同胞の近所に住むおばさんが同胞の治療の進捗状況について訪ねてきました。
偶然街でお会いしたのですがこのおばさん”拡声器”として近所では有名な方^^;

田舎では良くある風景ですが私は”その質問にはお答えできません、失礼”と早々にその場を立ち去りました。
最近医療関係者による情報漏洩問題がクローズアップされてきています。

医療従事者はそれがどういう立場の人間であれ妄りに個人情報を漏洩してはなりません。
特に私のように心を扱う者なればその重要性は更に増します。

これからも私は”同胞の人権は私が守る”を胸に深く刻み個人情報死守に努めたいと思います。

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