2010年8月18日水曜日

安心の心理学~或いは総合失調症・パニック障害の心理学~

総合失調症やパニック障害、不安神経症の方を総称して”不安症”と私は括っている。

そして不安症に掛かった人の多くは”漠然とした不安に対処できない自分に不安を抱く”
ケースが殆どであった。

不測の事態が発生した際、何をどうしてよいか解らず頭が真っ白になって脂汗が出て、動悸が激しくなり頭らクラクラして吐き気を催す場合も有ります。

数年前そんな”パニック障害”の人と別ブログでご縁を頂戴した。
何度かメールとお電話でお話をさせて戴いた後、職場でパニック障害を発症された。

直ぐSOSのメールが来てどうして良いか解らないと言われた。
私は間髪置かず”私が傍に居ます、私が後ろで支えているから大丈夫です”と応えた。

氏と私の居住地域の間は400kmを優に越えている、直ぐに助けたくても助けられる距離には御互い居ない。
しかしその後氏のパニック障害は徐々に収まり無事その日の仕事を終えられたと報を受けた。

この事は一体何を指し示しているのでしょうか?
何度かメッセと電話でお話をさせて戴いているので私の人となりはご存知の方です。

しかも私に対する信頼度は絶大で先生の仰られる事なら間違いは無いという風にご理解を戴いております(まぁそこまで持って行くのが結構大変なんですが^^;この方の場合数年を要しました(笑))

故に”先生がパニック障害を自分が起こしても支えて下さる”という後ろ盾が氏の中に在りそれが”パニックが起きた時の対処法の一つ”として認識されパニック回避に繋がった訳です。

別の同胞は”総合失調症”の同胞でした。
氏も又、何度かメールとお電話でお話をさせて戴いている方でした。

自分が”総合失調症”であるという事を認められずずっと苦しんでおられました。
でも自分が”総合失調症”である事を認め理解しそれらを受け入れる事。

そして何か不測の事態が発生した時の”寄る辺”がちゃんと確保されているという事。
その事だけで実際は”総合失調症”も随分改善されるのです。

心疾患の元は”漠然とした目に見えない不安”がその殆どです。

なればその”漠然とした目に見えない不安”を”明確で目に見える不安”にし、且つその”明確で目に見える不安”を私と共に闘って退治する事が出来れば其処に”免疫”が出来ます。

その方は抗鬱剤や安定剤を数多く飲まれておいでの方でした。
パニックが起きて直ぐ薬を飲んでも即効性でない限り幾ばくかの時間は要します。

その不安たるや相当な物でその間にリスカをする人も少なくはありません。
つまり”不安”から逃げる為には何でもするという状態なのです。

ですが我が”言葉の処方箋”は即効性が有り即座に”心”に作用します。
しかも内臓その他に一切の負担を掛けません。

ある方が”先生のセラピーは無害で即効性がありどんな薬より良く効く”と称して下さった事が有りとても有り難いと思いました。特に心疾患の場合如何に”心に作用するか”が一番重要なのです。

例えば風邪薬を例にとっても薬が万能でない事は明白です。
咳を鎮めるお薬、痰を切るお薬、熱を下げるお薬、鼻水を取るお薬は有ってもそれら全てを一度に抑えるお薬は未だ開発されていません。恐らくこれが出来たらノーベル医学賞物だと言われています。

”風邪”という軽度の疾病ですら”完治する薬”はないのにまして”心”に作用する薬が人間に作れる筈が有りません。まして薬を作るのは薬品会社であり医者はその薬品会社からの効能表を見て指示を出すだけです。
自分が作っている訳じゃないので詳しい事なんぞを理解出来ている筈もないのです。

こう考えてみたら薬品会社が与えた”お墨付き”を鵜呑みにして処方するお薬なんざ怖くて飲めません。
故に私はそういうお薬に頼らずとも治せる”心”という物に真摯にぶつかっているわけです。

私はこれからも多くの方々に”安心”を提供しつつ心疾患に悩む多くの方々のお力になれればと思って居ます。

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