2010年12月10日金曜日

公共性と利便性の狭間で…

先日より新聞各紙で賑せております某大手航空会社の公的資金導入問題。
幸いあの会社の飛行機はフライト時間の問題で利用した事は有りません。

ですがもう一つの路線は年間何度か利用するのであちらがそうなってしまったら一寸痛い。

我が地元の空港は一つ、昔は東京以外にも便を出していたが年々利用客が減り今は国内は東京便のみ。
それでも年数回東京へ行く用事の有る私から言わせて貰えば有り難い限りである(便数の少なさには若干不満は残るが…)。


この空港から出る東京便が無くなると一番近い空港は福岡空港という事になる。
そうなると先ず福岡まで新幹線で出て更に地下鉄で福岡空港まで行ってそれから東京へという事となり、飛行機代以外にもかなりの出費を強いられる。

地元の空港を利用するだけでもタクシーを使って30分以上行かねば空港へは着かない。
毎回空港までの交通代だけで10000円の出費は正直かなり痛い。

空港に近い最寄り駅も有るには有るのだが何せ本数が少ない為かなり時間的制約を受ける。
又最寄り駅とは言っても実際はかなり距離が有り相当歩かねばならない。

まだ空港が有るだけ有り難いと言われればそれまでだが利便性を考えると少し疑問を覚える事も確か。

今、某国際空港のハブ化問題で国土交通省と地元そして某府県との間で虚虚実実の攻防が展開されていてどうなるのか?注目をしてみている。

確かに国際空港のハブ化も国の発展の為には必要な事だと思う。
しかし国力を上げる為には地方力を上げる事も又大切な事ではないか?と私は考える。

その為にも地方の路線減便には私は反対の姿勢を持っている。
寧ろ地方を増便する方が利用客が増えるのではないか?と考える。

そうすれば地方色をもっともっと各地域も明確化しお客を呼べるのでは?と思う。
日本の政府は何時も後手後手に回って何か事が起こってからそれに対して対策を講じるケースが多い。

しかし事が起こってからでは遅いケースもままある。
やはり中央政府には”先見性”をもう少し見て考えて戴きたいと思う。

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