2011年1月2日日曜日

お正月雑学あれこれ

1)意外と知られていない事だが『初夢』とは12/31の夜に見る夢の事ではなく1/1の夜、つまり今日の夜見る夢が『初夢』である。年が変わった日の夜に見るのが初夢だとされている。
2)元旦に神社へ参詣し御神籤を引かれた方も今日は多かったのではないかと思います。もし大凶や凶を引き当ててしまっても落ち込む事は有りません。寧ろそれは大吉よりも強運なのです。
...何故なら事前に危険が起こると解れば当然慎重となり危険回避が可能。大吉から吉までには救済が少ない。多くの救済措置が書かれているその分幸運なのです。私も数年前お正月に大凶を引き当てました、家族全員が大吉を引き当てる中(笑)ですがその年私は心理学講師となりその後道が開かれていきました正月に見た御神籤の注意事項を忠実に守り実行してきたお陰です
このように大凶でも好運を手にする事は出来るのです。運命を切り開くのは神でも仏でもなく自分自身。あくまで御神籤はその指針の一つに過ぎません。
 
3)お正月に御節を食べる風習が有る家もまだまだ多いと思います、我が家も同じ。本来御節は1年間家事育児に働きづめのお母さんを休ませて上げる為の物。故にご飯物を廃しおかず中心で且つ暖める必要がない物が詰められている。年始位お母上様を労って差し上げてください。...又、今の御節には生類系も有りますが本来は精進料理と同じく生類系はなし。三が日くらい折衝をせず仏の心で戴きましょうという教えからです一家の大黒柱を労う事も大切ですが三が日くらい山の神様も労いましょう(笑)
 
4) 今は風習として大分廃りましたがお正月といえば独楽を回したり羽根突をしたり凧揚げをしたりカルタ取りをして遊んだ物。そしてこの凧、何故烏賊や鯛ではなく凧なのか?皆さんご存知ですか?
風の抵抗等構造上の問題だけではなく実は凧の足の本数に由来があるんです。...凧の足は八本。
この『八』と言う漢数字が『末広がり』であるという事から未来が開けるようにという願いがこめられての事。故に陰陽道にも凧揚げ祈願という厄除け物が有ります。

5)お正月の『カルタ取り』実はこれ江戸時代から伝わる今で言う『情操教育』の一環。寺子屋で文字を覚えられるのは当時は武士階級以上の子。農民以下の子は寺子屋に通う事すら困難でした。それでも何とか読み書きだけでもと考えられたのがカルタ。故に万葉集などからの引用句が多いのです。...子供に楽しく学んで欲しいという親の願いは今も昔も変わらないと言う事ですね。

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