常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年10月23日火曜日
激安戦争こそ人類を滅ぼす愚行である
激安戦争が止まらない。
客獲得の為商品の値を下げる。デフレスパイラルが起こる。
消費者もどんどん同業他社が値を下げるので買い時を計れず迷う。
賞味期限付き商品等は賞味期限切れに近づき更に値を下げる。
少しでも安く商品を売る為自社ブランド製品が増える。
すると有名ブランド以外はブランド力が弱いので自社ブランド製品の安い方を消費者も選ぶ。
結局一番苦しむのは商品を作っている生産者である。
されど生産者もまた消費者である事を忘れてはならない。
生産者も消費者故に生産者の利が下がれば当然消費率も下がる。
翻り大型スーパーや百貨店もそれに付随し売り上げが下がる。
売り上げが下がれば当然リストラや給料カットに繋がる。
そして彼ら彼女らも又、消費者である。
当然自分達の職を奪い給料を奪った店で商品は買わない。
小都市の場合横の繋がりが強いので更に結束力が増し消費率も下がる。
激安戦争は結果消費率を下げ最終的には国力さえ下げる愚行である。
高くても良い商品を作る。
その商品を買う為仕事に精を出しそれを買う為職を求める。
すると企業の生産力も上がり就職率も上がる。
結果国力も増強される。
『値下げ戦争』こそが国力を下げ国を滅ぼす愚行である事を売り手は考えるべきである。
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