常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年10月25日木曜日
『足るを知る』
『足るを知る』と言う言葉は何も経済的な意味だけではない。
精神的な意味でもあるのだ。
例えば誰かから助言を受ける。
その助言を受けて色々と考える。
これは問題がない。
されど中には助言を受けた直後更に助言を尋ねそれを繰り返し行う人がいる。
こういう人は『足るを知る』を知らない人である。
私の仕事はお心の悩みを解決し日々の生活を支障なく送らせる事にある。
その為に如何にすべきかを導く仕事である。
導く事と教え続ける事は同義ではない。
ある程度の導きを得たら今度はその導きを元に自らが思考し実行して行く事が必要である。
正に『足るを知る』である。
全ての人間が平等に均等に助言を貰える訳ではない。
又、誰しもがドラえもんの四次元ポケットのように欲しい時に欲しい物を取り出せる訳ではない。
セラピストや心理学者はドラえもんの四次元ポケットを持ってはいない。
されどそれを見る者の中には四次元ポケットを持っているかのような錯覚を起こす者もいる。
そしてあの人は四次元ポケットを持っているのに出し惜しみをしていると揶揄し非難する者もいる。
されど心理学者もセラピストも彼ら彼女らと同じ人間である。
未来から来た猫型ロボットではない。
悩み苦しむ中で様々な学びを得つつ又、失敗しつつ成長を繰り返している人間である。
導き手は神ではない。
その事を多くの方々がどうも誤解をされているように思えてならない。
この機会に是非もう一度『足るを知る』という事を考えて欲しい。
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