常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年10月30日火曜日
物言わぬ存在は言葉を解してはいないか?
赤子や動物など『物言わぬ存在』は言葉を解しては居ないか?
答えは否である。
大人と物言わぬ存在は『言葉』を解する解し方が異なるだけでありちゃんと『解して』いる。
大人は『脳』で言葉を理解するのに対し物言わぬ存在は『五感』で言葉を理解している。
身振り手振り表情、音、雰囲気などを五感で捉えちゃんと理解をしている。
実際根気強く五感をフル活用し訴えた場合余程の事が無い限り子供は『言葉』を理解する。
一番大事な事は『伝えたい』という強い思いだけである。
実際海外で外国語が喋れなくても身振り手振りで相手が理解をしてくれるように相手をちゃんと認め伝えたいと強く願えば必ず『物言わぬ存在』はそれを理解してくれる。
我々セラピストも同じ。
『心の声』は耳には聞こえない。されど同胞の『五感で訴える声』はちゃんと我が心に届いている。
その『声にならない声』をちゃんと聞きそれを解する能力こそセラピストにとって尤も求められるスキルである。
セラピストに求められるはスキルだけに非ず。
『声にならない声』をちゃんと聞き取ろうとする『真剣さ』である。
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