常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年10月12日金曜日
セラピストに求められるのは肝要さだけではない
”えぇい!何度も何度もメールしてくるなって何度言えばわかるんじゃ、この馬鹿たれが!”
”ひどーい!何時でもメールして来ていいっていったじゃん先生”
”戯け!時と場合を考えろ!逆の立場に立って考えたら分かるだろ?一度に数通寄越されてみろ、返信する方も溜まったもんじゃねぇ。ちったぁ相手の立場も考えろ”
”先生、ひどーいw”
”酷いのはお前の顔じゃw”
”最悪〜、私超傷ついちゃった〜泣いちゃおうかなぁ”
”泣きたきゃ勝手に一人で泣け!第一本当に傷ついた奴が”超傷ついた〜”とか軽〜く言うか!心理職なめんじゃねぇよ”
これ実際の同胞と私のやり取り。
同胞は二十代後半、当時私は三十過ぎでした。
結構長期間に渡り面倒をみておりましたがそろそろ真剣に社会復帰させないと彼女の将来に関わります。
頭は抜群に切れる娘で学校での成績は常トップ、美貌も兼ね備え見た目何の問題もないようにみえます。
しかし…問題は上記発言にも有るとおり全く”場の空気を読めず自己中心的すぎる”所に有りました。
高校まではそれでも取り巻きも居て何とか学校生活も送れて居たのですが大学受験に失敗、浪人生活に入った頃から周囲が急に疎遠となり現在に至ります。
原因は場の空気を読めない所。
元々頭が良い娘ですが抜けが多い。一回目の受験も全問正解だったのですが解答欄を一個ずつ飛ばして記載しており気づいた頃には試験時間終了間際だったというオチ。
故にその注意力散漫を治せば後は自力で合格は可能な娘。
一浪後無事大学に合格するもやはり自己中の勘違いは止まず友達も出来ず知人の紹介で我が門を叩く事に。
最初は友達も居なく寂しい思いをしていた事もあり甘えかせたのが失敗でした(笑)
昼夜問わずメールや電話の嵐。
更に一度始まると止まらない。
これでは私も仕事に支障が出ます。
それが冒頭の場面。
自らの社会性欠如を認識せぬ限り彼女の社会復帰は難しいと判断。
一転して冷たくあしらい社会の風の冷たさを少しずつ痛感させて行った結果見事成功。
今では高校教師として辣腕を振るっているとの事。
生活指導の腕も良く生徒の評判も上々だとか。
まぁ私の所へ来た時は冒頭と今も余り変わりはありませんがw
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