2011年4月20日水曜日

『嫉妬の心理学』~或いは生物心理学から見る生存本能の心理学~

『嫉妬』の根源的原因は人の『認知欲求』が成せる技である事は既述だが実はその中に生物の『生存本能』が無意識に働いている事を唱える者は意外と少ない。

『認知欲求』の裏側にあるのは生物学的な『生存本能』である。
相手が自分より優位に立てばその分自分の身の危険が増える。
それを回避する為に生物学的に働く心の動きが『嫉妬』である。

同じ事がフェロモンにもいえる、鋭い牙も固い鱗も持たぬ『ヒト』が自らの身を守る為には相手を『魅了』し攻撃不能にする以外方法は無い。

故に『ヒト』は危機的状況に陥ると本能的に『フェロモン』が増大し自らの身を守るように出来ている。

今回の震災に於ける風評被害等の二次被害の根源はこのヒトの『生存本能』が成せる業である。

その『生存本能』を満たすことが出来れば『二次被害』は収束の方向へ向かうであろう。

マスコミ各社にはこれ以上の二次的被害を出さぬ為『非被災地方々の身の安全』を広く訴える必要が有るように思われる。

人々の中にある『見えざる不安』が消えれば自然と『風評被害』はなくなり『二次的被害』も防げると考える。

又、政府にはこれ以上国民に『不必要な不安』を与えぬよう情報開示を求める物である。人々の不安の根源の一つは政府による『情報統制』と『情報隠匿』である。
”まだ何か隠している”という”見えざる不安”が”風評被害”をより増長させている事を政府は認識すべきであろう。

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