2013年3月2日土曜日

嗜好性心理学における精神疾患改善法について



『嗜好性心理学』とは人間の趣味嗜好からその人の今のお悩みを特定しお心の病を御治しする我が2000を超えるオリジナル心理学の一つであり箱庭療法の亜流です。

例えばアンティークドールコレクターの多くは過去何らかの被害を蒙っている。

私が過去扱った案件だとPTSDを患い親から十分な愛情を受けぬまま成長した男性は子供の頃妹にはお人形を買ってあげたのに自分には何も買って貰えなかった事が原因で超合金コレクターとなりかなりの額をつぎ込んだという。

それからありとあらゆる玩具コレクターとなり遂には私設博物館迄立ててしまったというから驚きである。

人間の趣味嗜好は必ず過去の実体験とリンクしている。
そしてそれを学習型遺伝子が学習し趣味という形で実現をさせている。

先の超合金コレクターの場合親への鬱屈した愛情表現が其処に現れている。

彼が集めた超合金はロボットヒーローばかりでそれは絶対的強さの象徴。
そして飛行型が多かったのは自由自在に空を駆け巡れる物への憧れの象徴。

裏を返せば親の絶対的権力下の元統制された環境に鬱屈した感情を抱きながらもそれに抵抗できない自分に対する苛立ちとそれをさせない絶対的権力に対する一種の憧れという二律背反した感情の表れが超合金のセレクトに現れていた。

彼はその後親の帝王学をしっかりと叩き込まれ二代目を継ぐも親が会社の創設者である事から親の七光り的な扱いや揶揄を受けるに当たり親の偉大さや親の威光にずっと怯え続けていた。

或る時それがストレスで病に倒れ入院。
病の方は完治するも其処から無気力症候群となり我が門を叩かれた
今迄色々な精神科を訪ねたが原因が解らずほとほと困っておられた

彼の趣味嗜好からズバリそれを言い当てた私に彼はとても困惑をしていた。
何故なら私は彼の過去を聞く前に趣味嗜好を聞いただけでそれを当てたからだ。

今迄の経験から察すればそれは容易に想像ができるのだが他では原因を見つける事は叶わなかったらしい。

其処でやっと見つけたという感じで彼は私に病根絶を懇願してきた
私は彼の趣味嗜好を完全にコンプリートするよう指示。

それが先の私設超合金博物館に現れている。

其処で彼は館長となりその館の絶対的主となる事が出来た。
其処に有る超合金の事なら彼は何でも答える事が出来た。
子供からはおもちゃ博士と呼ばれ大人からも懐かしさからか喜ばれた。

始めて自分一人の力で事を成し遂げ違う形で父を超えた彼の心はとても晴々であった。
今迄億劫だった会社経営にも本格的に乗り出し父親の会社規模を二倍以上に拡大。
今迄亡父の威光に怯えていた方々も彼の奮闘を認め亡父との比較をしなくなった。

その後会社を息子に譲り余生を超合金博物館一筋に掛けた生涯だった。

人は過去には戻れないされど過去の経験を追体験する事は充分できる。
子供の頃の夢を大人になって叶えても結果夢を叶えた事は同じである。

心理学とはそういう夢を叶えるきっかけを与える学問でもある。
私はそう考えている、嘗て私が私の夢を別の形で叶えたように。

という事で今日も最後のフォンセッション及びメールセッションを終えそろそろ休ませて戴きます。

皆様方も良き夢をm(_ _)m

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