2013年2月17日日曜日

『ど忘れの心理学〜或いは常態行動心理学的記憶障害の心理学〜』


例えば顔は出るんだけど名前は出ない時って有りませんか?私は良くあります(笑)
さっきも駅員さんの顔は出るんだけど名前が出ず母に説明ができなかったw
こういう時『あれ?俺記憶障害?』と自らの脳を思わず疑ってしまいます。
これが高齢者ともなると『もしかして認知症?』と思わず驚愕してしまう方も。
されどこれは記憶障害でも認知症でもありません。
記憶における脳の優先順位の問題なのです。
人間における記憶とは五感全てを使い本来行われる物であり脳はそれら五感から得た記憶情報を処理している器官に過ぎません。
脳が記憶をしているのではなく五感が記憶をしている事を先ず念頭において下さい。
五感が記憶をしているという事はその記憶に順列が発生する事は自明の理です。
目で覚え、耳で覚え、触感で覚え、鼻で覚え、舌で覚えという風に必ず順番があります。
面白い話を一つすると”人の名前”を覚える際人間が使う器官は脳だけじゃないんです。
五感全てを実は使って覚えています。
その人の名前を聞いた時、見た風景、聞いた音、肌で感じた風、その場の匂い、手に触れた物全てが”名前”の記憶の補助的役割を果たしています。
されどその中に”強印象”という物がありこれが実は”記憶障害”を起こす一番の元なのです。
例えば絶世の美女であったりとても甘美な匂いだったり素敵な場所だったりすると本来は”名前”を覚えないといけないのですが”記憶順列の法則”に則り最も”印象が強い順=強印象順”で人は記憶をしてしまいます。
ぶっちゃけた話”巨乳の美女”の場合、無条件に脳は”視覚”的にその人を記憶します(笑)
つまり”巨乳”は覚えているんだけど”名前”は思い出せないと言う事になります(笑)
相手から見たら”人の胸ばかり目が行ってスケベ”と言われるかも知れませんが然に非ず。
人はその人にとって最も”インパクト”のある物に脳は反応を示します。
つまり記憶者にとっては”巨乳”が一番”インパクト”があっただけなのです。
勿論”巨乳美女”でもそれを記憶する記憶者にとって”巨乳”が関心事ではない場合別の物で記憶をするので全ての”巨乳美女”を人が”巨乳”で記憶するとは限りません。
そして此処からが本題(笑)(相変わらずなげぇ前振りだな)。
人は恒温動物であり爬虫類等の変温動物でないのでとても変化に弱い性質を持ってます。
つまり”通常反応ではない反応”にはとても敏感に反応を示します。
先の”巨乳美女”の場合多くの人が”巨乳”に目を奪われるのにその人の”目の美しさ”に文字通り”目を奪われた”人は巨乳美女にはとても”珍しいタイプ”の男性として目に映りその”意外性”が今度は女性側の”強印象”として脳に残りそれが脳を刺激し結果”気になる人”となる可能性が高くなるのです。
まぁこれは好例の場合で好例があれば当然悪例も有ります。
”通常反応を良し”としている人の前に”通常反応じゃない人”が現れると今度はその”変化”が”嫌悪の対象”となりよりその人に対する”警戒心”や”嫌悪感”が強くなります。
そしてこの”好意”や”嫌悪”もそれを受ける人の常態行動における”五感情報の入手方法”により常可変的に変化をして行きます。つまり”好悪の変動率”は一定しないと言う事です。
”アイツは良かったのに俺は駄目なのかよ、そんなの差別じゃん”と嘆くなかれ。
人の”心”は常、移ろいやすい物なのです。それを失念なさいませぬようにw

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