常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年2月4日月曜日
心理学的プロスペクト理論の私的理解と感情転移についての一考察
プロスペクト理論(プロスペクトりろん、英: Prospect theory)は、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損益および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである(Wikipediaより)
解りやすく言えば人が何かを選択する度に利益或いは損益を被る可能性が有りその確率により人がどういう選択をするか?という事を図る一つのモデルであるという事。
我が『選択心理学』にも同様の考え方が有ります。
されどこの『選択』と言う行為は自己表現の一つであり自らの経験から導き出される答えというだけでなくその選択により自分が他者にどう見られるか?という観点から過去の経験から得られる答えとは違う答えを敢えて導き出す事もありそれは人間が爬虫類等のような変温動物とは違い恒温動物である事に起因。
つまり変化に弱いという性質を利用した心理効果を期待しての選択というのも有ります。
学説的解釈と経験的解釈とでは解釈の違いに随分と開きがあります。
学説的解釈は前者を優先し経験的解釈は後者を優先する傾向に有ります。
例えば芸能人がチャリティー等で寄付金を集めたり寄付金自体を自腹を切る行為はそれ自体は損益を被る行為ですがそれにより好感度を得てそれが仕事獲得に繋がればそれは結果増益となります。
所謂『損して得とれ』という奴。
或いは敢えて悪人を演じ友達を善人にし友達とその友達が好きな女性をくっつける場面。
青春物ドラマでありがちな設定ですがこういう自己犠牲的行動も行動自体は損益ですが結果友情は深まり或いはその友情自体に女性が好意を持って彼氏が入れ替わるという悲喜劇も現実では結構有ります。
昨日述べた『感情転移』も実はその範疇。
私は同胞に言います。
『今日私の事を嫌いになり或いは私を恨んでも構わない。私にとって嫌われる事、恨まれる事は職業的に日常茶飯事ですから。そんな事は私にとっては瑣末な事です。されど私が関わった以上プロとして貴方の御心の闇は絶対に祓わせて戴きます。それが私の存在意義でありプロとしての誇りですから』。
実際同胞に私を恨ませる事でやる気を起こさせたケースもあります。
最初は腹立ち紛れに頑張り達成感を味わいほらみたことか!と鼻高々です。
されどそれが私が敢えて行った物である事を後々同胞は何らかの形で知ります。
その時私の真意を始めて同胞は汲み取ってくれるのです。
『感情転移療法』と言う私の1000を超える療法の一つです。
これからも私の中の患者第一主義は変わる事は有りません。
その中で恨まれようが嫌われようがそんな事はどうでもいい。
我々プロの仕事はお心の闇を祓う事、その一念のみ。
心理職は案外因果な商売なんですよw
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