常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年1月24日金曜日
『SNSの功罪』について♪
本日のテーマは『SNSの功罪』について。
少し前に某SNSでの仲間内での誹謗中傷が原因のリンチ殺人事件報道が有りましたが今度は会社の上司が自分を仲間外れにした事を妬み部下に執拗なパワハラ行為を繰り返し逮捕されたという報を受けました。
この事件を見て日本人特有の模倣体質について深く考えました。
日本は地理的に島国且つ単一民族なので部族同士の結束は多民族国家よりも強くそれ故に団結心は養われますがその反面村八分にされると生命危機に陥るという弱さを持っています。
翻り多民族国家は常に隣国と接し常生命危機を感じる環境に有る為に危機意識が日本人よりも高くその分生命力は強いと言わねばなりません。
実はこれが日本と海外のSNSの在り方の一番の違いです。
日本人は常、『群れをなす』事で生き延びてきました。
それが民族学的な『家制度』にも見てとれます。
即ち『権威主義』。
『家』という『権威』を守る事で自らのそして一族の命を守ってきた日本人にとって『権威』こそが我が身を守る唯一の方法でした。
そして家制度が崩壊した今も日本人の『権威依存主義』は変わらず肩書きや年収や人脈に依存しながら生きています。
こういう『依存症』に悩む現代人は昨今SNSの台頭により急増しています。
皆が参加している物に参加しないと自分だけ取り残されるという生命危機意識がそれらに『権威』を持たせ依存させています。
故に其を拒む存在を憎み其を排除しようとする。
上記事件の背景にはそう言うものが隠れています。
其を回避する為には『自己の持つ多面性』を知る事で回避可能です。
実際それで『SNS依存症』を解消させ社会復帰を何人も果たしています。
日本人が今も昔も変わらぬ『権威依存主義』に依存する限り日本の米国による属国化は回避出来ません。
日本が真に米国からの属国化脱却を望むのであるならば先ずは『権威依存主義』を国家レベルで変えていく必要があると考えます。
そしてそれこそが日本が世界で生き残る唯一の方法だと信じて疑いません。
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