2012年7月15日日曜日

真のノーマライゼーションを求めて

『こらこら、レディーが人前ではしたない、お前は小さい頃からそうだったのか?がさつな女は嫌われるぞ?』 『え?私、この前までオト…』 『ば〜か!何世迷い言言ってやがる、頭大丈夫か?お前の周りにいる奴ら見たいに頭イカれたか?お前が元・オトコ?何世迷い言言ってやがる。今のお前はどっから見ても立派なレディーじゃねぇかよ。いいか?歴史ってのはな、過去も未来も現在という時間軸を基軸にせぬ限り過去も未来も存在せぬのだ。現代の蓄積が過去となり現在の未来予測が未来となる。つまり今のお前が"女"である事実は紛れも無い事だろ?戸籍上も見た目も今は女。その今の女を続けていれば過去も未来もお前は女だ。つまりお前は女として生まれ女として死んで行く。これからは女の幸せを掴むんだ。今迄無理解で馬鹿な連中の心ない言葉に傷付いた分だけな』 『先生…』 『馬鹿!抱きつくな!大事な所が状態変化起こすだろ、やっぱお前女としての自覚ないだろ、さっさと旦那の元へ帰れ』。 彼女の"夫"はおなべ。 現行法においては何ら"問題のない"結婚をし問題のない生活を送っている。 性別とは人間が見分ける為に便宜上定めた仮初めの制度。 事実生物学的男性にも女性ホルモンが存在し生物学的女性の中にも男性ホルモンは存在する。 唯、他のその他大勢より少しだけ肉体的性別じゃない性別のホルモンが多いだけで他は何ら変わり無いのだ。 それを揶揄したりまして社会的排斥しようなどと以ての外。 私はこれからも彼ら彼女らの『駆け込み寺』であり続ける。 そして彼ら彼女らの人権を奪いし輩の人権を悉く潰していく。 そうして何時か全ての人が自由に自らの『本当の性別』を隠す事なく生きられる世の中を作りたいと願っている。

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