常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年7月18日水曜日
『リミッター解除の有効的活用について』
昨日『生命維持の為のリミッター解除』について私見を述べさせて戴いた。
大筋で間違いはないと思う。まぁ細かな部分は御容赦願いたく。
さて今日はその『リミッター解除』の別バージョンのお話。
大抵の場合、『リミッター解除』は自らの生命危機に瀕した場合のみというお話でしたが実はこのリミッター解除、それだけじゃないんです。
自分以外の他者が同じようになってもリミッター解除出来る場合が有ります。
又、アニメネタで恐縮ですが『幽遊白書』で『暗黒武術会』決勝戦で戸愚呂弟と浦飯幽助が戦う場面。
中々100%の力を出せずに居た戸愚呂弟は業を煮やし幽助にとって最も失いたくない仲間である桑原一馬を手に掛けます。
幽助は懸命に止めようとしますが戸愚呂弟はそんな幽助の制止等物ともせず一撃で桑原一馬を闇に葬ります。
死に際に桑原が幽助に放った一言。
『お前の力はこんなもんじゃないだろ』。
桑原も解って居ました。
幽助に何が足りないかを。
故に桑原は自らが犠牲となる事で事態打開を図ろうとしたのです。
桑原の骸の前で茫然自失の幽助。
『情けねぇ、仲間一人助けられねぇなんて、本当に情けねぇ』
しかしその瞬間、幽助の背後から物凄い妖気が迸ります。
結果は幽助の圧勝でした。
これがそのリミッター解除の有効的活用です。
最愛の友を無くし自らの無力さを知る。
これも又、自らの生命維持に繋がるリミッター解除の方法なのです。
人は誰かの為に、大切な人の為に、そのリミッターを解除する事が出来るのです。
何故ならその人の存在自体が本人に取っての『生命(いのち)』と同等の価値を見出すからです。
母子愛、夫婦愛、友人愛等全ての愛に通じる力なのです。
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