当たり前を当たり前にしたくないなら当たり前を当たり前だと思わない事である。
当たり前を当たり前とするとそれが常態化し当たり前ではなくなる。
この世に存在する物全て当たり前に存在している物など何一つ存在していない。
まして愛やお金の存在を当たり前にある物だとする考え方は甚だしい勘違いである。
目の前にある物は決して永遠に存在する物ではない。
よしんばそれが永遠なる物だとてもそれが永遠なる物だと証明できる物は一つもない。
何故なら理論と実証には必ず何らかの解離があり完璧な理論等存在しないからである。
それは人間が有限世界でのみしか生きられない事に起因している。
有限世界でのみしか生きられないが故に人は太古の昔より永遠なる物に思いを馳せ憧れ実現させようとして来た。
されど人間の脳は実現不可能な物は想像できないように出来ている。
有限世界でのみしか生きられない人間が無限なるものを作り出せる筈はない。
だからこそ人は無限なるものを求めそれが文化となり文明となり時代となり歴史となった。
時は永遠に流れどもその証人には人間はなれない。
当たり前を当たり前としたいなら当たり前と思わぬ事である。
永遠なる物の存在を人が確かめられる時が来る迄は。
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