2011年3月7日月曜日

名言の心理学~或いは認知心理学~

私は人様から『名言メーカー』と呼ばれている(笑)
だが実際私の言葉は何処にでも転がっているような言葉ばかりであり難しい表現や美しい表現など何も使っていない。
されど我が言はそういう風に私の周りでは認知をされている、それは何故か?
答は一つ、”その人の心の琴線のど真ん中を震わせる言葉を如何に使うか?”を常考えているからである。
つまり、我が言はその言を聞いた人だけが”名言”と思う言葉であり所謂”万人受けする名言”ではないのである。
実際、我が”名言?”を別の人にお話をされても”それの何処が名言なの?”ときっと小首を傾げられるであろう。

”名言とはその言葉が名言であると認知されて始めて名言”となる、我が持論である。

歴史上の人物や成功者の言葉はそれが”歴史上の有名人”であり”成功者”の言葉である事が大事なのである。
つまり”その言葉通りに実行したら私も注目を浴びるかも、成功者になれるかも”という欲が其処に働くからである。

全ての”名言”が本当の意味での”名言“である訳でなく”名言”も時代により場所により受け取る人により変化する。
”名言”は普遍不滅な物ではなく”可変流動”的な存在であるという事である。

芸術家の名画が当時は名画と言う評価を受けず死後随分経ってから”名画”とみとめらるケースがあるのと同じ。
名言もその人が生きている時代に”名言”と呼ばれず其の方が亡くなられ経年後”名言”となるケースもあるのだ。

閑話休題

我 が下へ来られる親御さんの中には”自分の子供は理解力に乏しく自分の言葉を理解してくれない”と嘆かれる方が多く来訪される。だが其の方々に私は一様にこ う申し上げている”本当にお子さんが理解出来る言葉で貴方は説明をされていますか?貴方が解る言葉で貴方が理解出来る解釈でお子さんにお話されていません か?”と。

大抵は頭を振られるがその目は泳ぎ明らかに動揺されておられる事が一目瞭然である^^;。
そう、”お子さんの理解力が乏しい”のではなく親御さんの”表現力が乏しい”のである。

お子さんは大人と比べ生きてきた年数も経験も少ない、当然語彙力も少なくそれに伴い理解力も大人より乏しい。
されど”お子さんが理解したくなる言葉や表現力”を使えば子供の耳は”ダンボ”となりそして理解力も向上する。

私は大抵お子さんが好きなアニメやゲームや芸能人を主軸に据えお話を展開するようにしている。
すると難しい話でも取り敢えず耳は傾けてくれるようになる、この”耳を傾けさせる事”が一番大事なのである。

”興味関心を抱かせれば子供は其処で思考し考えその結果をちゃんと理解する能力”を持っているのです。
それを引き出すのは大人である我々の役目、その役目すらお子さんに求めてはそれは可哀相という物です。

名言は名言と人に認知されて始めて名言となり、子供への親の言葉も子供が理解して初めてそれは意味を成す。
どちらも同じである事をどうか理解下さい。

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