2011年3月4日金曜日

取捨選択心理学~あるいは諸刃の剣の心理学~

我が元へ来られる方々は皆、心優しき”善き人”が圧倒的に多い。
余りにも”善き人”過ぎるが故他者にお心を傷つけられ、お心を病まれる方々ばかり(まぁ一部の例外はあるが^^;)。
そして又、其の方々が一様に言われる事、それは”私は誰も傷つけたくはない、誰も不幸にはしたくない”という事。
とてもお優しいお心でありとても清らかなお心である、されど私はその余りに”純粋すぎるお心”に冷たい水を差す。

”生憎それは不可能です、誰も傷つけず誰も不幸にせず人は生きることは叶いません”と。
”何故ですか?私は今まで誰も傷つけずに生きてきました、常、自分が犠牲となり誰も不幸には…”と相手は反論する。
されど私は再度それを否定する。

” それは貴方の傲慢でありそれこそが貴方が此処へ来られた最大の原因です。生きるという事はサバイバルゲームのような物、綺麗事ばかり並べて生きられるほど 世の中は甘くない。例えば貴方がスーパーへ買い物へ行き商品を一つ取る、例えば何かの資格試験に貴方が合格する、その段階で貴方は人を不幸にしている。貴 方が買った商品を欲する別の人は貴方が買った事で其の商品を買い逃したかもしれない、貴方が高得点で資格試験に合格した為に合格点が上がり合格を逃した人 が居るかもしれない。それは誰にも解りません。人は無意識の選択により人を傷つけ人を蹴落として生きている、されど自分も又、他者の選択により自分が与え た以上の苦しみや屈辱や悲しさを味わっている。貴方の我慢が”生きる我慢”ならそれはされるべきでしょう。されど貴方の我慢が”新たな火種を作る我慢”な らばそれは”生きる我慢”に非ず。その”我慢”は”してはいけない我慢”なのです。貴方自身を守る事は貴方だけを守るだけに非ず、貴方を愛し貴方を必要と する人を守り、害を成す人を駆逐する事で更なる被害拡大を抑える役目も担っているという事を御理解下さい”と申し上げています。

荒療治にて相当なショックを受ける人も居ますしそれ以降我が門を叩かなくなった人も居ます。
されどこれが”現実”です、その”現実”を真摯に受け止め受容しそして其の中で人は生きていくしかないのです。

その”現実”を受け止め、受け入れた者だけが生き残れる世界、それが”現代”であると認識しています。

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