2011年3月14日月曜日

災害募金の心理学~善意に付け込む悪意の罠の心理学~

我が知人の元に『災害募金にご協力を』と言った方々が寄付を求めにやってきたと言う、それ自体に問題は無い。

だが問題は其の後、子連れの母親で”如何にも”という出で立ちで現れたことが知人の”懐疑心”をより煽った。

その場は”騙されたフリ”をして少額のお金を渡し玄関を閉めた後、直ぐ裏戸に周り後を付けた。
案の定、先程のお金を自らの財布に入れそのままスーパーへ買い物へ出掛けたと言う。

我が知人は私以上に”頭が働く人”でちゃんと渡したお札に”印”を付けていた。
彼女がそのお金で買い物をしレジでお金を払った瞬間を見計らい警察へ通達、駆けつけた警官に”詐欺罪”で逮捕された。

勿論相手は白を切るが”印”の存在を知るや暴れだし”公務執行妨害”までついてお縄となった。
去り際彼女は”ウチも母子家庭で大変なんだよ、一寸位貰ったっていいじゃないか!”と捨て台詞を残していったとか。

人の善意を踏み躙る愚劣極まりない行為であり断じて許しがたい蛮行である。
災害が起こると必ずこういう”人の善意を食い物にする輩”が横行し”善意のお金”が”汚れた金”に変えられてしまう。

私も以前”歳末助け合い運動”で募金を募っていた高校生がその金で飲み食いをしていた場面に遭遇した。
勿論警察へ通報、その蛮行は内申書に書かれ、何処の大学も受験できなくなったと言う(当然の結果だ)。

皆さんの”何とか被災者の方のお役に立ちたい”というお気持ちは良く解るがそれだけに騙されないで欲しい。
ちゃんとした公的機関で募金の告知はされる筈、そういった公的機関で貴方のお金を”生きるお金”にして欲しい。

一時の情に流され”捨て金”とならぬようくれぐれも注意を喚起したい。

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