2011年3月14日月曜日

支援の心理学~支援は物理的支援だけに非ず人道的支援も又大切である~

被災地へ向け多くの『物理的支援』が成され始めた、それその物は『生命維持』の為急務である。
今、必要な支援は食料や水、着る物、避難場所等の『物理的支援』の方であると思う。

されどこれから求められる支援は寧ろ『物理的支援』よりも『人道支援』であると考える。
先が見えない不安、お身内が不明である不安、お身内を亡くされた悲しみ…。

それらは『物理的支援』では決して補える物ではない、あくまで『物理的支援』は生命維持の為の物。
されど人には”心”が有る、幾ら生命維持が出来たとしても”心”が機能しなければ”生ける屍”に同じ。

それらを支えるのもまた立派な『支援』であると考える。
遠隔地に居ても連絡が取れる方は連絡を取り励まし時に叱咤しお心を抱きしめてあげるという事。

自分を愛し必要とし心配してくれる人が居る、一緒に笑い一緒に泣き一緒に苦しんでくれる人が居る。
その事がどれだけの『支援』となるか?阪神淡路大震災でメンタリストとして参加した私は知っている。

あの時私が『人道的支援』させて戴いた方の中の数名の方とは今だ深い交流がある。
それは自らが一番辛い時に『心』を支えてくれたという喜びと感謝からである。

人を救うのは食料だけに非ず、人を救うのは『心』であるという事を是非理解して欲しい。
”何も出来ない”のではない、”何かが出来る筈”と思い考える事が今は大事である。

皆が心を一つにし、被災された方々の”お心”を支えて生きたいと願う。

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