2011年3月13日日曜日

災害心理学~或いは集団心理が招く負の恐怖の心理学~

『 東北地方太平洋沖地震』に於いて我々が嘗て経験した事の無い大災害となり多くの方々が不安な日々を送っている。

現地に居られる方々は勿論、海外在住邦人や被災地に家族を持つ遠隔地にお住まいの方々のご不安は相当な物。

私も一メンタリストとして嘗て『阪神・淡路大震災』の頃お手伝いに行った経験を持つ。

今回の地震はその規模を遥かに凌駕する物であり又原発被害も懸念され『阪神淡路大震災』の頃とは違う恐怖がある。

只、闇雲に流言飛語にお心を乱されては決して成らないと考える、先ずは被災者お一人お一人がしっかりとなさる事。

人間不測の事態に陥ると一時的に思考が停止しあらぬ行動を取ってしまいそれが更なる被害を産みかねない。

私も嘗て地元で数年前に大水害を経験しその際、如何に『平常心』を保つ事が大事かを学ばせて頂いた。

もし周辺住民の『不安』に煽られて焦って行動を起こしていたらそれこそ確実に命取りになる所であった。

阪神淡路大震災の悲惨な状況を経験し、被災住民方々の大変賢明なるご判断と御行動を見てきただけに冷静で居ることの大切さ、情報源をしっかりと確認する事の大切さを痛感した。

先ず大切な事は『情報の正確性を確かめるまで無闇矢鱈と行動を起こさない事』である。
流言飛語に騙され焦って行動して命を落とした方の例は枚挙に暇が無い。

政府が流す情報が絶対的な正確性を持っているわけでは無い、情報源をしっかりと見極め自らの指針を持つ事。
普段の自分ならどうしていたか?を先ず思い出す事。周りの方の不安に煽られ思考を停止させてはなりません。

”不安”は伝播し、そして”不安”は増幅されます。ホラー映画の演出に同じ、煽られれば煽られるほど増大します。
故に妄りに”沢山の情報”を耳に入れない事、そして”情報源を確かめ自らの過去の行動原則に従う事”です。

間違っても”あの人がこうしたから私もこうしよう”という考え方は捨てて下さい。
その貴方が”雛型”とした方も貴方と同じ不安を抱えておられるのです、言わば考えている事は同じなのです。

兎に角”皆が同じ不安を共有している”という事を常念頭に於いて”人がやるから自分も”という考えは捨てる事。
大勢の人が”右”に行くから私も”右”に行くのではなく、自らの過去の行動原理が”左”と決めたら”左”へ進む事。

多くの錯綜する情報も”落ち着いて考えたら”矛盾点は必ず出てきます、そして”矛盾点”が出てきたら行動しない事。
兎に角”自分を見失わない事”これだけは肝に銘じて於いてください、御身を守るのは御自身である御自覚を是非。

私も一メンタリストとして出来る限りのバックアップは惜しみません、どうかお声をお聞かせ下さい。

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