常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年5月13日火曜日
経験者優遇措置が即戦力とならない常態行動心理学的根拠♪
即戦力が欲しければ経験者優遇措置は辞めるべきである。
何故なら人により経験の差があるからである。
例えば同じパソコンの有資格者でも、それぞれ得意とする分野は違う。
得意分野が違えば発揮する力も違う。
他社で生きたスキルはその他社でのみ生きるスキルであり御社でそのスキルが生きる保証は何処にもない。
されど他社で生きたスキルを持つ者はその生きたスキルを武器とする傾向が強くそのスキルに依拠する傾向が強い。
当然スキルの方向性が違うので本人も回りも困惑する。
その間にもどんどん仕事は溜まっていきskillがあると双方が思い込んでいた分そのギャップは大きく溝が深まり最悪の場合転職をする結果となる。
未経験者の場合、経験がない分だけ早く経験を積もうと努力をする。
更に以前の職場で生きたskillがない分skillで悩まなくてすむ。
結果的に経験者よりも早くskillを覚え経験者よりも早く仕事を覚える。
正に『ウサギと亀』の亀である。
これは以前私が某大手企業の新入社員採用試験試験官を頼まれた際に私が行ったやり方である。
それまで経験者優遇措置をとっていたその会社は業績が伸び悩んでいたが未経験者を入れた途端業績は前年度の倍近くになった。
それ以降その会社では率先して未経験者を採用するようにしたとの事。
勿論これは一例に過ぎない。
私の理論が絶対的な正しさを持っているというつもりもない。
されど今の経験者優遇措置社会に私は激しい疑問を抱いている事は事実。
その一つの答えがこれだと考える。
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