常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年5月2日金曜日
飽食に対する常態行動栄養心理学的解釈と栄養学的解釈の差異について♪
毎日好きな物を好きなだけ食べている人と毎日規則正しく栄養バランスを考えながら食べている人。
健康なのはどちらでしょう?
勿論殆どの方が後者を選択されると思います。
私ももしも後者の方がそれを『好んで』食べておられるなら後者を選びます。
されどもしそれが『健康の為』として嫌々食べているなら前者を選びます。
これが栄養学と心理学の違いです。
栄養学的には好きな物を好きなだけ食べると栄養が偏るので良くないと言われると思います。
勿論間違いではありません。
されど栄養心理学的には『嫌々ながら規則正しく栄養バランスを考えた食事』を取る事も正解とは言えません。
前者は栄養の偏りから栄養過多と栄養不足を併発しやすい危険性がある。
後者は栄養の偏りはないが心から食事を楽しめていないので心が栄養摂取に対してブロックを掛ける為に栄養摂取の仕方にこれも又、偏りが生じます。
更に好きな物を好きなだけ食べていても人間には『飽和』という生物学的な昨日が備わっています。
平たく言えば『飽きる』事です。
実はこの『飽きる』は極めて脳科学的及び栄養学的な心理作用なのです。
人間が『飽きる』迄食べ続ける為には当然『栄養摂取過多』が起きます。
脳は生命維持の観点から『栄養摂取過多』となった体にこれ以上余剰栄養を摂取させないようにしなくてはいけません。
それが『飽きる』行為なのです。
過剰栄養素を『飽きる』事で調整し余剰を防ごうとする働きがあります。
故に『好きな物を好きなだけ』食べていても生命維持装置が働くので栄養の偏りはその後解消されます。
勿論だからといって暴飲暴食は短命の元となります。
何事も程々が宜しいようで♪
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