常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年7月1日日曜日
人には言えない事の一つや二つ誰しもあるものだ
『先生は何故私に何も聞かないの?今迄の先生は色々私が言いたくない事迄聞いてきたのに』。
『じゃあ君はそれを言いたいのかい?』
『嫌、余り…』
『なら聞かないよ。人にはそれぞれ自分だけの正義がある。自分だけが守りたい存在がある。例え人から馬鹿にされても侮辱されても道化になっても守りたい自尊心がある。人から見たら取るに足らぬ事でも本人に取っては真剣だ。俺らはそれを守る仕事をしている。守る仕事の人間がそれを侵しては本末転倒だ。それじゃあ心理職は務まらない。だから何も聞かぬよ』
『先生…』
その後彼女は私だけにそっと苦しい胸の内を明かしてくれた。
20年近く親兄弟、恋人にすら言わなかった(言えなかった?)隠し通した秘密を。
私の心は怒りに燃え直ぐに行動を開始。
彼女が生涯隠し通す覚悟をせねばならぬ理由は完全に消えた。
そして彼氏に全てを話し彼氏もその苦しみを受け入れた。
その後二人は結ばれ幸せな生活を送っている。
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