2013年9月2日月曜日

常態行動位相心理学について


『位相心理学』とは別名トポロジー心理学と呼ばれ心理学者レビンの学説。

行動を起こす全ての条件は、その瞬間における生活空間に含まれていると考え、その生活空間の構造をトポロジーの概念によって記述しようとするものである。

『常態行動位相心理学』はこの『位相心理学』をベースにしそれに常態行動をプラスした物である。

つまりその空間に居る人間の立ち位置を変える事で相手の心理を探りそれにより人間関係を円滑に行おうとする物である。

AとBと言う二人の人物が居る。

二人は社会階層も家族構成も生まれも違う。

唯一同じなのは性別と年代だけ。

されど『常態行動位相心理学』においてはその二点が大きな意味を持つ。

これが単なる『位相心理学』の場合は空間理論になるので場の持つ依存性が高くなる。

されど『常態行動位相心理学』は空間理論に時間軸を加える事によりより考え方に厚みを持たせる事ができる。

例えば一見するととても中の良い女性二人がいる。

一人は体が弱く家庭を守る主婦でもある。

病理学的理由による身体的な問題を抱えながら懸命に生きている。

一人はとてもパワフルで活動的だが家庭的には恵まれていない。

身体的には何ら問題もなく男性の受けも良い。

実はこの二人かなり歪みあって居る。

理由は無い物ねだりで有る。

片方は相手が健康でパワフルで社交的で魅力がある事に。 

片方はそのおちゃらけキャラで老若男女問わず多くのファンを持ち円満な家庭を持っている事に。

或る時この二人の間に一人の男性が現れた。

一方の女性とはリアルな交流も有りよく悩みも相談される。

一方の女性とはリアルな交流はないが悩みの相談もない。

この二人の女性の片方がその男性のよからぬ噂を流した。

双方とも女性同士は古い付き合いでもあるので一見するとその男性の良からぬ噂を聞きつけ親切に忠告をしてくれたように見える。

だが実際の心理は別方向に働いて居た。

密告した方はリアルに男性に会ってない自分と何度もその男性と会っている女性に嫉妬し仲を裂こうとしたのだ。

これが常態行動位相心理学の極意で有る。

同じ年代に生まれた女性というだけで全く環境は異なって居る。

それが一方の嫉妬心を煽り破壊衝動に走らせたのだ。

真実を知った女性はとても驚き直ぐには理解が叶わなかったが時の経過と共に現実を受け入れ今はその女性と距離を置いて居る。

これが単なる『位相心理学』ならこのミステリーの謎は解けなかったであろう。されど『常態行動位相心理学』なら一目瞭然。

これが常態行動の妙で有る。

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