常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年2月14日金曜日
変わらぬ味が変わらぬ味ではない常態行動心理学的根拠♪
『何十年も変わらない伝統的な味』とか『何時だしても変わらない味』を『品質の良さ』だと勘違いをして居る料理人や経営者が増えている事を老舗の料亭の料理人や職人はとても嘆いておられる。
正直『何時もと変わらない味』や『飽きのこない味』を出す事は物理的に不可能です。
なぜならそれを受けとる側の味覚が可変的だからでありそれを出す側の味覚が可変的だからです。
人間の五感は五感情報の受け取り方によって大きくその感じ方を異にします。
所謂『本場の味』を一番美味しく戴けるのはその地に足を運ぶのが一番。
何故なら『本場の味』はその土地の五感情報に適した味付けになってるから。
冬に冷麺を食べても夏に鍋焼きを食べても美味しさを感じられないのは同じ温度だからです。
逆を言えば人間の脳は刺激を受けて細胞分裂を起こしそれが成長に繋がるのでその脳刺激こそが美味しさの秘密なのです。
つまり現地で得られる五感情報が地元で得られる五感情報とは全く異なる為に脳に通常よりも多くの刺激が行き、五感が敏感になっている事がご当地グルメが美味しく感じる理由です。
そしてその味覚は日毎に変わります。
気温や湿度やその他様々な五感情報により可変的に変わります。
故に『変わらない味』を出す事は不可能なのです♪
『伝統』とか『老舗』とかいう言葉に騙されませぬように♪
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