2014年2月20日木曜日

企業のプロパガンダたる断捨離に常態行動心理学的に物申す!?

『断捨離症候群』とは私の造語。 一昔前『片付けられない症候群』と言う物があったがその逆。 何でもかんでも片付けねば気がすまないという物である。 そもそも『断捨離』とは世俗の垢に塗れた者が世俗の垢落としをするというのが本来的な意味である。 されど現代では『要らない物を捨てる』という風にその意味合いが変わってきている。 されどその前に考えてほしい事がある。 『要らない物』とは何か?である。 『使わない物』『邪魔になる物』が『要らない物』ではない。 『要らない物』とはその所持者が『不必要』だと認識をした物である。 では『不必要』な物とは何か? 其を手に入れた時は少なくともそれは『必要な物』であった筈である。 それが時の経過と共に『不必要』な物に転化してしまった。 では何故『必要な物』が『不必要な物』に変化してしまったのか? 『断捨離』とは本来『不必要な物』を捨てて『余裕』を得る事が目的である。 されど『断捨離症候群』の方々は『捨て去る事』が目的となっている人が多い。 これは本末転倒である。 『存在している事』がストレスとなるならば世の中『ストレス』だらけである。 更に言えば『貴方の不要な物は誰かにとっては必要な物』であるという事。 捨てれば『ゴミ』活かせば『資源』である。 更に言えば無遠慮に『捨て去る』事は其を作った人の『思い』も『捨て去る』のと同義である。 何でもかんでも残せと言う訳ではない。 されど何でもかんでも捨てればよいという物ではない。 世の中には『捨て去れない物』も沢山存在している。 物を大切に出来ない人は人も大切には出来ない。 それは人間の行動が物と人の区別を脳がしないからである。 何でもかんでも捨てる人は人に対する接し方や考え方すらドライになる傾向がある。 それは人間関係を希薄にし孤立化を生む怖さを持っている。 捨てねばならぬ物と捨て去っては行けない物を今一度心に留めて欲しい。 資源は有限、人も又、有限である。 その事をどうか心に留め置いて欲しいと願います。

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