常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年2月24日月曜日
『オイディプスコンプレックスの新たな亜流の心理学』或いは身内が身内を罵倒する常態行動心理学的根拠について♪
『オイディプスコンプレックス』の常態行動心理学的亜流について『オイディプスコンプレックス』日本語に訳すと『近親憎悪』と訳されていた。
今も本流においてはその訳語で問題はないと思う。
だが、最近その『オイディプスコンプレックス』に亜流が登場し始めた。
『近親危機』とでも訳すのが適当であろうか?
身内が身内を長い間罵倒したり揶揄したりする行為の事である。
『近親憎悪』の時は愛情の裏返しという解釈が出来た。
男の子が母親を憎む、女の子が父親を憎む、或いはその逆もある。
生まれて最初に見る異性も生まれて最初に見る同性も親である。
故に同性の親に生物学的生存欲求からくる危機感を抱き敵意を抱く。
裏返せば生まれて始めて見る異性たる親に対する生物学的所有欲が湧いてくる。
それは種の保存の本能が生まれながらにして生物に備わっている事が原因である。
だが遺伝子情報が余りにも似かより過ぎて情報過多となり異常を引き起こす可能性が高くなる。
更に生物学的種の保存法速に則れば異なる遺伝子を求めより強い遺伝子を求める。
逆を言えば同じ遺伝子情報を排除する機能も遺伝子工学的には備わっている。
故にそれらの結合を拒み所謂身体にハンディーを持つ子が生まれる率が高くなる。
遺伝子工学的には同じ遺伝子情報は必要ないからである。
それが日本国憲法によって近親者の婚姻を認めない一番の理由だと考える。
閑話休題
親が子供を罵倒する、兄弟が兄弟を罵倒する。
今までの家庭生活においては余り有り得なかった光景である。
だが昨今そういう家族が急増している、それは核家族化が原因である。
昔はいわゆる大家族で異なる遺伝子を得られるサンプルが沢山あった。
だが核家族化が進み異なる遺伝子を得られるサンプルが少なくなった。
そうなると遺伝子工学的には自らの遺伝子を残さなくてはいけないという種の保存本能が働き自分が劣等意識を持つ相手を罵倒しその存在を排除しようとする。
それが身内ならば尚の事である。
自分と同じ遺伝子情報を持ち更に自分よりも異なる遺伝子情報も持っている。
裏を返せば自分にはその遺伝子情報がないのでその分だけ生存確率は下がる。
その存在を排除しなければ自分の生存確率が落ちてしまう。
その結果身内であるが故の危機感を覚えそれが身内排除行動を取る原因となる。
回避方法は只一つ。
罵倒対象にはなくて自分にはある自分固有の遺伝子情報を見つける事、その一語。
では罵倒される側の対処方法としてはどうするか?
罵倒する側よりも優れた点を多く自分自身で見出し精神的優位に立つ。
その為に必要な事は『自己の持つ多面性』を知る事である。
その事により罵倒対象を畏怖しなくて済むようになる。
そうして私は数多い『オイディプスコンプレックスの亜流』脱却を目指している。
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