常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年3月3日月曜日
常態行動心理学的無痛療法について♪
この時期、私も含めて花粉症患者激増中である。
元々の花粉症上に加え中国からのPM2.5の影響で花粉の力が増している為である。
と、同時に内科、外科等他科疾病等が発症原因となる精神疾患もこの時期数多い。
例えば花粉症は耳鼻咽喉科疾患だがそれを発症した為に精神疾患になる人も多い。
意外と思われるかもしれないが歯痛から精神疾患に至る人も年々増えている。
『痛み』は脳に与える危険信号である。
『痛み』があるからこそ何処が発症原因か特定する事が出来る。
だがその『痛み』により御心を煩われる人が居られる事も又、事実である。
例えば激しい痛みに長年苦しめられている人の中には『離人症』疾病患者が多い。
自身が『離人症』を自覚されておられる方はまだよいが無自覚の方が遥かに多い。
この原因は『痛苦軽減』が主たる理由である。
『自分の存在を希薄に感じる』これが『離人症』の最たる症状である。
それは裏を返せば『今感じている痛みを希薄に感じる』事に繋がる。
人間の脳はとても高性能に出来ている。
高性能に過ぎていると言っても過言ではない。
生命維持を最優先課題として考える為に他の事を蔑ろにされてしまう。
今有る痛苦が生命維持に支障を来す為に一時的に全ての感覚を希薄にする。
『ランナーズハイ』や『PTSD』がその好例である。
その結果痛苦は失われるが新たな問題が其処に発生する。
それがお心の病となって症状として現れる。
ではどうするか?
実は痛苦自体も過去の経験による学習型遺伝子による危険信号である。
過去の経験において必要であった危険信号も経験により不要となる場合もある。
その場合はそれを『上書き』してあげればよい、つまり情報のupdateである。
それが叶えば痛苦に至る神経伝達信号をブロックする事が出来る。
ブロックが叶えば痛苦を段々感じなくなる。
これが『常態行動心理学的無痛療法』の真髄である。
勿論『言うは易し行うは難し』である。
一歩間違えば更なる苦痛を与える結果になりかねない。
経験と知識が物をいう世界である。
私はこの方法で凡ゆる『痛苦』に苦しむ同胞の『痛苦軽減』に寄与している。
最近は歯科や外科等専門医の方への『無痛療法』のご指導も行なっている。
これからも私は多くの痛みに苦しむ方々へ向けて尽力して行く所存である。
全ての不要な痛みがこの世から消えてなくなるまで。
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