2013年6月7日金曜日

流通の心理学〜或いは食文化の心理学〜

聞く所によると関東人は初物を喜び関西人は旬の物を喜ぶと言われています。

成る程私も埼玉県出身者故に初物をとても好みます。

これは昔からの物流の流通経路がその大きな理由の一つです。

昔は上方(今の関西地方)から物品は江戸(今の関東)に上がって行くのが主流でした。

今も全国各地の美味しい物が東京へ集められています。

東京は大都市ですが古くから土地が狭く作物を植えるのには余り適していなかったようです。

翻り関西はとても土地が広く土質も肥沃で水流の流れも清く新鮮な魚が多く泳いでいたのだとか。

故に関西人は日常生活の中で「初物」を戴く機会が多かった為に初物よりも旬の物を好む性質となり逆に中々普段の生活の中で初物を戴ける機会はないけれどその分旬の物を戴く機会は多い関東人は初物を好むようになったのだと考えられます。

これも又、常態行動心理学の面白さだと思います。

歴史的食文化も常態行動心理学から分析をしてみると色々な理由や歴史が其処に見て取れます。

そうしてそういう風土的理由が又、お心を病む或いはお心を癒されたりと言った理由にもなります。

これからも多角的視野を持つ事を忘れずに心理学一筋で邁進して行きたいと思っています。

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