2013年6月1日土曜日

『リサイクルの常態行動心理学的解釈』


『リサイクル』とは日本では『再利用』と訳されているが正確には『再循環』である。
つまり修理をしたり手を加えたりしてもう一度その商品の価値を取り戻し『循環』させてあげる事。
その物の価値を取り戻して上げる事である。

『再利用』の場合それは単独で行われ単独で完結させられる事が多い。
されど『再循環』の場合は『食物連鎖』を見ればわかる通り周期的な利用が必要となってくる。

もっと身近な物で言えば我々が口にした物が老廃物として地に返されそれが土壌を肥沃にし作物作りの糧となりその出来上がった作物を食べ、又、老廃物として土に戻しという感じである。

つまりそれらが『常態化』されなければならないという事である。

『再利用』という考え方にこの『循環思想』はない。
されど本当はこの『循環思想』こそが大事なのである。

一定の『サイクル』に乗せて如何に『循環』させていくか?が鍵なのである。
これが上手く『循環』させる事が出来れば『半無限軌道』が可能となり残された資源を有効に活かす事が出来る。

資源に乏しい日本なればこそこの『再循環思想』をもっと身近にもっと見直されるべきではないだろうか?

江戸時代の庶民の暮らしにはこの『循環思想』があった。
『嫁入り道具』等はその好例であろう。

されど『大量生産・大量消費』の時代が到来し『循環思想』は廃れて行った。
日本古来の『循環思想』こそが日本古来のライフスタイルであると私は確信をしている。

今日本はTPP交渉問題等大きな過渡期に来ていると言って良い。
だからこそ『循環思想』はより重要視されるべき問題であると私は確信をしている。

親から子へ子から孫へ『循環』していく事がこれからの日本に求められる道だと私は信じて疑わない。

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