2013年6月13日木曜日

常態行動心理学的熱中症対策について


熱中症に於いて最も気をつけなくてはいけないのは太陽光ではなく太陽熱の方。

多くの人が太陽光を遮光すれば良いと考えておられるようですがそれはとても危険な考え方です。

例えば全身ガラス張りで冷房が効いた部屋などは危険区域の一つ。

そうでなくても頭や首や手等一部だけ太陽光に晒される場合も要注意です。

更に外回りの際、日陰を狙って移動されるのは良いですがその際気をつけなければいけないのは地熱。

特に革靴は熱の伝導率が高く、地熱を直接体に上げる効果が有ります。

ビルの影や木陰等一見すると太陽光が無く涼しく感じる場所が一番要注意。

地面を触って熱さを感じたら其処は安全区域ではありません。

更に外回りの人が気をつけたいのは温度差。

暑い所と寒い所を何度も移動したり、暑いからと大量に冷たい物を摂取する事も熱中症に罹患しやすい原因を作ります。

水分補給は大事ですがもっと大事なのはその取り方。水分を補給する場所はなるべく熱を受けない場所で飲む水分の水温と体が受ける温度差が無い物を選びましょう。

先人が夏でも熱い物を飲むというのはその意味においてとても理に叶って居ます。

つまり体外温度と体内温度を一緒にする事で脳の誤動作を防ぐ事をちゃんと経験的に知っておられるからです。

人間は恒温動物であり変化にとても弱い性質を持っています。

暑い場所からいきなり冷たい場所へ移動したり暑い場所でいきなり氷を口に含む行為は余計熱中症を酷くさせる要因となります。

先程地熱の話を差し上げましたが大人よりも子供の方がより地熱対策は必要です。

何故なら大人と比べ地熱を直接体に受けやすいからです。

大人でも背の高い人よりも背の低い人は同じく要注意です。

地熱を受け易いという事は熱中症に罹患しやすいという事です。

幼児はなるべく抱っこし背の低い人は厚底ブーツ等で地熱を受けにくくする事が大事です。

まだまだ夏はこれからです。

くれぐれも熱中症対策は万全にてお願いを申し上げます。

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